大人の「浴衣の着こなし方」
お気に入りだった浴衣や、家族から受け継いだ思い出の浴衣。年齢を重ねると、「いまの自分には少し幼いかも」と感じることもあります。
今回は、編集部スタッフSのお母さまが若いころ、お祖母さまに仕立ててもらったという浴衣を例に、大人らしく着こなすコツを紹介します。
浴衣らしい大きめの柄と、紺白の配色が魅力の一枚も、帯や小物の合わせ方次第で印象は大きく変わります。
大人の浴衣の着こなし方1
帯や結び方を変える
浴衣といえば、多くの場合は半幅帯や兵児帯を結びますが、夏ものの博多織名古屋帯を合わせると、ぐっと大人らしい印象になります。

博多織は福岡の伝統工芸で、名古屋帯は少し改まった場面まで使える“帯の種類”のひとつ。夏ものは透け感のある素材なので、浴衣でも重い印象になりにくく、きちんと感も出せます。

結び方は「銀座結び」で、こなれた印象に。結び方が分からないという方は、兵児帯で銀座結び風に見える方法を紹介しています。
▼「兵児帯の結び方(銀座結び風)」はこちら▼
https://tennenseikatsu.jp/_ct/17844480
大人の浴衣の着こなし方2
帯締め・帯留で着こなしに奥行きを
帯締めや帯留は、浴衣を大人に着こなすための名脇役。

帯締めは、夏らしい透かし編みのものや、二分紐・三分紐といった帯留が通せるもの、軽い素材の丸ぐけ紐などがおすすめです。

帯留は、透明感のあるガラスや石、陶器のものが涼しげで素敵です。また、夏らしい遊び心を演出できるビールやスイカなどのモチーフものを選ぶのも、浴衣ならではの楽しみです。
大人の浴衣の着こなし方3
扇子を持つ

帯に挿した扇子は、浴衣姿を粋に見せてくれる効果あり。暑さ対策としても、ぜひ取り入れて欲しいアイテムです。

挿すときは右脇に扇子の要部分を下にして挿します。あおぐときは顔ではなく、脇のすき間(身八つ口)に風を送ると、より涼しく感じます。
大人の浴衣の着こなし方4
袋物をかごバッグにする

上質なかごバッグは、浴衣姿に落ち着きと洗練をもたらしてくれるアイテム。

日傘や飲み物など、夏の必需品を入れられるサイズのものがあると便利です。
大人の浴衣の着こなし方5
足袋を履く
大人らしい浴衣姿を目指すなら、足元は素足ではなく、足袋を合わせるのがおすすめです。足が痛くなりにくいだけでなく、足元にきちんと感が生まれ、装い全体がぐっと上品な印象に。

大人らしい印象に仕上げるため、下駄ではなく草履を選んでも◎
足袋を履く場合は、裾が短くなりすぎないよう、少し長めに着付けるとバランスよくまとまります。
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<監修・スタイリング・文/橘川麻実 撮影/星 亘>
橘川麻実(きつかわ・あさみ)
2000年より、ファッション誌でライター・スタイリストとして活動。2018年に着物に目覚め、着物雑誌や書籍の制作に関わるようになる。コロナ禍で着付けを学びはじめ、着付師としても活動中。
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