浴衣は夏を楽しめる装いのひとつですが、もう何年も着ておらず、帯の結び方も忘れてしまったという人も多いのではないでしょうか。そこで大人世代の浴衣姿を素敵に見せてくれる、簡単で粋な帯結びを着付師でライターの橘川麻実さんに教わりました。
結ばない帯「かるた結び」とは
浴衣の定番帯結びといえば「文庫結び」
この結び方だけは知っているという人も多いのではないでしょうか。
シンプルでかわいらしい結び方ですが、結び目の処理がきれいに決まらなかったり、リボン部分がゆるんできたりというお悩みもよく聞きます。
また大きなリボンに気恥ずかしさを感じるという声もちらほら......。
そこで、ご提案したいのが「かるた結び」です。
“結び”といっても結ばないで仕上げるので、帯に慣れていない人でも簡単にトライできる方法です。
リボンの華やかさを抑えた、すっきりとした後ろ姿になるため、落ち着いた雰囲気で浴衣を楽しみたい方にもぴったり。粋で上品な印象に仕上がるのも、かるた結びならではの魅力です。

また、立体的な文庫結びに比べて背中に厚みが出にくいため、椅子にもたれたり、電車の座席に座ったりするときも快適。帯がつぶれにくく、長時間のお出かけでもきれいな形を保ちやすいのもうれしいポイントです。
それではさっそく始めましょう。
<監修・スタイリング・文/橘川麻実 撮影/星 亘>
橘川麻実(きつかわ・あさみ)
2000年より、ファッション誌でライター・スタイリストとして活動。2018年に着物に目覚め、着物雑誌や書籍の制作に関わるようになる。コロナ禍で着付けを学びはじめ、着付師としても活動。
インスタグラム:@kiraco
note:@kimono_kiraco




