• 台北で4年、中国茶を学び、今では教室や茶会も開く「chachamari」の山本真理子さんに、ひとりのときのお茶時間の楽しみ方をお聞きしました。
    (『天然生活』2025年7月号掲載)

    おいしいお茶は飲むと体に沁みわたる

    画像: 注いだ湯に茶葉を入れ、ほころぶ蕾の形の湯飲みの中で開いていく茶葉を眺めるのが好き。「香りだけでリラックスします」

    注いだ湯に茶葉を入れ、ほころぶ蕾の形の湯飲みの中で開いていく茶葉を眺めるのが好き。「香りだけでリラックスします」

    お茶は人のために淹れるもの、という山本さんが、ひとりのときに飲むのはリラックスできるお茶。

    このお茶に出合い、一番好きなお茶が決まったという「阿里山野放烏龍茶」は土と木の力を信じ自然のままに育てる生産者さんのもの。「山の風景が浮かび生産者さんの思いが伝わります」。

    「おいしいお茶は飲むと体に沁みわたり心がすっと落ち着く感じ。中国茶は白茶、黒茶など発酵の度合いによる違いだけでなく、産地の風土や製茶の時期、生産者さんの個性などさまざまで、きっと自分に合うお茶が見つかると思います。気分に合わせてお茶を選ぶ楽しさを伝えていきたいですね」

    お茶時間の楽しみ
    ひとりのときは茶葉を長く楽しめるお茶を

    ひとりのときは、湯飲みの湯に直接茶葉を入れる淹れ方で。

    画像: 一般的な台湾の烏龍茶と違い茶葉が丸まっていない。茶則にしたれんげ、大ぶりでちょうどいい湯飲みは河合和美さんの作

    一般的な台湾の烏龍茶と違い茶葉が丸まっていない。茶則にしたれんげ、大ぶりでちょうどいい湯飲みは河合和美さんの作

    「一番好きな阿里山野放烏龍茶は、長時間浸かっても渋味や苦味が出ず冷めてもおいしく、湯を差し足して4~5煎飲みつづけます」

    家に長くいる日は、白茶を煮出すことも。ドライのなつめが合うので途中で加えて一緒に煮出せば“味変”に。

    お茶と合わせるお菓子

    お茶を大事に味わってもらいたいから、お菓子を合わせるときは、どちらも寄り添える関係に。

    画像1: お茶と合わせるお菓子

    「黒金蔵茶 茉莉」×「ネコの舌」

    最初は友人からいただいたという「ネコの舌」。「サクサクと軽やかで薄く、クッキーらしい味わいでありながら主張しすぎない。ミルクティーにも合います」。カップは手付き、トレーは飴細工の菓子型と楽しく洋の趣も取り入れて。

    黒金蔵茶 茉莉 5g×6包 ╱日常茶荘ノチノケ インスタグラム@nochinoke_jp、「ネコの舌」130g ╱三木製菓 https://www.mikiseika.com/

    画像2: お茶と合わせるお菓子

    「六亀野放白茶」×「素果子 実果月」

    「微発酵の白茶は製法がシンプルで、最も自然に近く品種の味わいがよくわかるお茶」。デーツ、クコの実などオーガニックのドライフルーツやナッツの甘味そのものが詰まった「実み果か月づき」とは味わいが近しく好相性。

    六亀野放白茶 25g╱小慢京都 インスタグラム@xiaoman_kyoto、「実果月」15個入り╱素果子 https://sugashi-shop.stores.jp/

    * * *



    〈撮影/林 紘輝 取材・文/成合明子〉

    山本真理子(やまもと・まりこ)
    家族で台湾在住中の2009年、台北の著名な茶藝館「小慢」を訪れ、オーナーの謝小曼さんに“一目惚れ”して入門を志願。4年にわたり謝さんに師事し、「小慢」を手伝う。2013年に帰国後は、謝さんが日本各地で開く教室のアシスタントをつとめる。師のすすめで自身の教室を開き、茶会の開催も行っている。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



    This article is a sponsored article by
    ''.