言われてうれしい最上級の言葉「キュート」
先日の講演会でのこと。最後の質問コーナーで
「いつもおしゃれなかおりさん。どうしたらいつもそんなにキュートでカッコよく服を着こなせるのですか?」
というご質問をいただきました。
「キュート」ってね、わたしの中では言われてうれしい最上級の言葉なの。
それはなぜ? というお話をしよっかな。
大人の女性が“素直に喜べる”言葉って?
わたしが思っていた60代の女性像は“カッコいい女性”。
背筋シャキっとちょっとこんがり日焼けをしていて、白シャツの(色はなんでもいいけど)胸元のボタンは上から3つぐらいガバっと開けて、赤のネイルに赤のルージュ、サングラスして背筋シャッキっとカツカツ闊歩、そんなカッコいい女性。←まさにパリのマダムです。
で、現実のわたしは? テンテンテン……。
話を戻して。
「かおりさんおきれいです」(めったに言われないけど)ってもし言われたら、わたしは返す言葉を悩んじゃう。
「そんなことないですよ〜」と返せば「いやいや、おきれいですよ〜」ときっと返してくれるでしょう。
このやり取りは、せっかくほめてくれたのに『言葉選びが間違っていたのかな…』と相手に気を使わせてしまいます。わたしも若いころそんな経験を何度もしました。

久しぶりの講演会でキンチョーのあまり、椅子を用意してくださっているのに気づくと立ってる(笑)
じゃあ、Cute(キュート)と言われたら?
「そんなことないですぅ」とは言わないでしょ。
わたしなら言葉をそのまま受け取って「うれしいありがとー!」って返します。
キュートは年上の方から言われても、年下の方から言われてもとてもうれしい。
そんな素直に(単純に)喜ぶわたしを見てその言葉をわたしに言ってくださった方もきっとうれしいはず。
言ってうれしい、言われてうれしい、うれしいの循環ですね。
講演会のあとのサイン会でみなさんが「かおりさんってほんとキュートですね」と言ってくれて……ちょっと言わせちゃった感がありましたね。しめしめ♡

サイン会はおひとりおひとりとちょこっとお話しできるからとても好きな時間です。友人がこのヘアースタイルに名前を付けてくれました。『きゅーぴーちゃんヘア♡』
最後にちょっとAIくんに「Cuteの意味は?」と聞いてみました。以下、ご参考までに。
「キュート」とは、主に人や物の見た目や雰囲気が愛らしく、小さくて守ってあげたくなるような「かわいらしさ」を指す外来語で日本語の「かわいい」とほぼ同じ意味合いで使われます。それに対し「チャーミング」は、魅力的、やや大人っぽさ、色気も含む……
とのこと。
あれー? ちょっと待てよ。
わたし「Charming=チャーミング」の方がより言われてうれしい最最上級の言葉かも〜(笑)
読んでくださってありがとー!
〈撮影/林 紘輝〉

桜井かおり(さくらい・かおり)
文筆家。大手損害保険会社のOLを経て、東京・代官山「クリスマスカンパニー」にアルバイトとして勤務。その後、系列店のテディベア専門店「CUDDLYBROWN」で店長を務める。2001年3月、東京・松陰神社前で「カフェロッタ」をオープン。心のこもった接客に、全国からお客様が足を運び、お客様から相談やお手紙をもらうことも多かったそう。「カフェロッタ」は2021年9月末に建物老朽化のため、惜しまれつつ閉店。現在は、文筆業や、買い付けなどを行う。『カフェロッタのことと、わたしのこと』『愛してやまないカフェロッタのことと、わたしのこと』(ともに旭屋出版)に続く3冊目の著書『マダム・ロッタとパリ行かない?』(旭屋出版)が好評発売中。
インスタグラム:@kaorilotta
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