家族のつながりを感じた日
6月に入りまして、東京は梅雨入りしたなんていうニュースが流れてきましたが、皆さんいかがお過ごしですか?
え! もう今年が半分も過ぎてしまったの? という驚きと、春服なんて全然着なかったなぁという感想と、猛暑がくる恐ろしさにおびえているワタクシです。
このところワンオペ続きで、仕事に家事、育児でヘロヘロになりまして。なんとかするしかないからなんとかしてきましたが、本当は体力の限界。気力もなくなり......と、千代の富士状態。
おにぎりダイエットを敢行していましたが、ここはいったんスタミナをつけなくてはと思い立ちまして、自分へのご褒美にうなぎを食べてきました。
おいしかった。うなぎのおいしさもさることながら、自分だけのためにお昼ごはんをゆっくり食べられるという時間の尊さよ。このくらいの贅沢は許しておくれよ。
そんなワンオペ中に、実家のある福島に帰りました。祖母の実家の墓じまいをして、永代供養をすることにしたからです。これは祖母の遺言だったそうです。
私の父もお墓やお仏壇を管理していた叔母も高齢になり、代わりに私と弟、母とで宮城県にあるお寺に行くことにしました。こんな機会だからと、私も子どもふたりを連れて行きました。
実は私、祖母の地元にはいままで足を運んだことがなくて。
ばあちゃんのお雑煮のルーツはここかぁ、とか。ばあちゃんがずっと「東京のおじさん」と話していた人は、ばあちゃんの叔父さんじゃなくて弟のことだったのか、とか。いろいろなことを思い出し、さまざまな想いを抱えて向かいました。
立派なお寺で、震災のときも崩れずにいてくれたお墓に初めて手を合わせました。

さびしさもありましたが、でもこうして私たち孫もいるし、その子どもたちもいるわけで。けっして何かが途絶えてしまうわけではないんだよな......と思いました。
ひとつの区切りではあるけれど、つながりは消えないから大丈夫。いままでほったらかしにしちゃってごめんね。またお寺に行くね。そんな想いを伝えました。
帰りがてら松島にも寄ってきました。全然記憶にありませんが、私がいまの娘くらいのときに両親に連れられてきたことがあるそうで。

そのときは遊覧船に乗るといって暴れ倒したらしく。なんだ、私もそんなときがあったのか。じゃ、子どもたちも当然だな。と妙に肩の力が抜けたりして。こんな話も初めて聞けて、改めてこの土地に訪れることができてよかったなぁと思いました。
この日はとにかく空がきれいな青空で、顔も知らない遠いご先祖さまが、空から笑ってくれてるのかなぁ、なんて思いました。


白鳥久美子(しらとり・くみこ)
1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。





