“土に還る”がベースのものづくりに共感
「ある時ふと、“暮らしというのは生きていくうえでずっと続いていくものだから、それなら楽しいほうがいいな”と考えるようになったんです。雑貨や洋服を好きになったのは、それがきっかけといえばきっかけかもしれません」
“暮らしを楽しくするもの”として、服や雑貨に自然に惹かれるようになった江川さん。学生時代は家政科を専攻し、衣食住を通して人間生活を学ぶうちに、そういったものへの関心はより深まっていったといいます。

手にするのは、手仕事でつくられるインドネシアの銅製プランターカバー。愛おしそうに説明する姿が印象的な江川さん
そして就職活動にいたると、企業を調べるうちにヨーガン レール社の存在を知ります。
「ヨーガン・レールの『土に還る素材だけしか使わない』というスタンスに驚いて。それはいまから15年ほど前のことでしたので、サステナブルがいまのように声高に謳われておらず、そういった商品もあまり見かけない時代だったんです」
土に還る天然の素材、天然の染料を使って行うものづくり――。そんな姿勢に共感を覚え、ヨーガン レール社に応募したという江川さん。入社して12年目を迎えるいまも、尊敬の念は変わらぬまま、デザイナーの想いを多くの人に伝えたいと、日々、励んでいます。

白蝶貝でつくられた口あたりソフトな「マザーオブパールのスプーン」。ファーストスプーンとして出産祝いに贈るスタッフもいるそう

手紡ぎ手織りのタオルや天然由来の成分を使ったボディケア製品など、暮らしを心地よくするアイテムが並ぶ
<撮影/山川修一 取材・文/諸根文奈>
ババグーリ清澄本店
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