• 「賃貸だから」「理想の内装じゃないから」と、いまの住まいをあきらめていませんか? 間取りや建具などの制約があっても、工夫次第で自分をいやしてくれる空間はつくれます。賃貸マンションで試行錯誤しながら、日々の暮らしの改善を“生活研究日記”として発信するインテリアプランナーの岩部圭子さんに、“理想”と違う賃貸の部屋を好きになる考え方について聞きました。明日から無理なくできる、“居心地のいい部屋を育てる”ヒントを教えてもらいます。

    ③それでも気になったら自分の手で変えてみる。DIYやリメイクシートなどの活用も

    画像: ③それでも気になったら自分の手で変えてみる。DIYやリメイクシートなどの活用も

    ただ、それでもひとつだけ気になり続けたものがありました。キッチンまわりのダークブラウンの内装の仕上げです。

    天然木の家具が増えていくなかで、シート素材の仕上げだけがどこか浮いて見えるのです。嫌いだから変えたかったわけではなく、もっと好きになりたかった。そんな気持ちで、貼って剥がせるリメイクシートを使ってDIYしました。

    正直、ちょっと大変でした。でも、やってよかったと思っています。

    大事なのは、一気に完璧を目指さないこと。

    まずは家具や布で「好きな要素」を取り入れてみる。そこで自分の感覚を確かめる。それでもまだ気になるなら、次の一手を考える。

    そうやって段階を踏んでいくと、「なんとなく違う」という感覚の正体が、だんだん見えてくる気がします。

    画像: Before

    Before

    画像: After

    After

    理想と違う部屋でも、「好き」は育てられる

    賃貸の部屋に住んでいると、「この建具さえ違えば」「床がもう少し……」と思う瞬間があります。でも、理想の内装が揃ってから部屋を好きになるのを待っていたら、きっとずっと待ち続けることになってしまう。

    いまある部屋のなかに、自分の「好き」を少しずつ持ち込んでいく。そうやって育てていった先に、気づけば「なんか好きかも」と思える景色がある。

    「理想と違うから」とあきらめかけている方の、何かひとつのきっかけになれたら嬉しいです。

    【今日の生活研究日記】
    賃貸の「理想と違う内装」とのつきあい方

    ☑ 建具や床は変えなくていい。「欲しい要素」を別の場所に取り入れる

    ☑ 「面積の大きなもの」を理想の色にすると、部屋の印象がぐっと変わる

    ☑ それでも気になるなら、自分の手で変える選択肢もある



    画像: 理想と違う部屋でも、「好き」は育てられる

    岩部 圭子(いわべ けいこ)
    インテリアや生活雑貨のブランドで、WebコンテンツやSNSの企画・制作に携わったのちインテリアプランナーとして独立。「素敵な部屋に憧れるばかりだった自分」の経験をもとに、いまある住まいの中で少しずつ好きな空間を育てていく方法を発信している。インスタグラムやブログのほか、オンラインで部屋づくりの相談を受けながら、暮らしとインテリアを自分のものさしで楽しむヒントを届けている。
    インスタグラム:@be___him
    インテリア相談室:https://behim.blog/



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