(『天然生活』2025年8月号掲載)
夏の肌をいたわる、ハーブの知恵
たっぷりと葉を茂らせた木立に降り注ぐ、キラキラとまぶしい太陽の光。「標高1100メートルの高原とはいえ、長野県・蓼科の夏も年々暑さが増しています」と、萩尾エリ子さんは話します。
「ここ最近の、暑さと湿度の組み合わせには、命を脅かすような厳しさを感じます。一方、室内では、つい冷房をかけすぎてしまうことも。体の疲れは気づかないうちにたまっているので、ハーブやアロマで遊ぶように、日々楽しみながらケアをしたいですね」
気温の上昇だけでなく、紫外線の強さも、夏の大敵。
「日焼けやあせもなど、肌トラブルのファーストエイドとして、こんなものも役立ちますよ」と、萩尾さんが取り出したのは、なんとティーバッグ。鎮静作用のあるジャーマンカモミールを濃く淹れれば、それはハーブウォーターの代用になるという、目からウロコの活用術です。
「軽くて持ち運びに便利なうえ、飲むことも、肌に使うこともできる。そんなハーブティーのティーバッグは、旅に欠かせないアイテムです。バッグに2〜3個しのばせておくほか、旅先のハーブショップでも見かけたら購入します」
使い終わったティーバッグは冷まして目にあてれば、アイケアにも。最後までむだになりません。
あせもと日焼けのためのお手当てローション
ワンデイタイプ

飲むだけじゃない、ハーブティーの活用法。手軽さも魅力です。
材料(つくりやすい分量)
| ● ジャーマンカモミール(ティーバッグ) | 2個 |
| ● 熱湯 | 100mL |
つくり方
清潔な容器にティーバッグ2個を入れ、上から熱湯を注いでしっかりとお茶を抽出させたらでき上がり。やけどしないよう冷ましてから使用する。

コットンにたっぷりと浸し、気になる部分にやさしくあてて
※キク科の植物アレルギーの方は使用を控えてください。
※妊娠中・授乳中の方や持病のある方は、ハーブの種類によって使用を控えた方がよい場合があります。使用前にかかりつけ医などにご相談ください。
※肌に直接触れるものは、使う前に必ずパッチテストをしてください。腕の内側に少量つけて半日ほど様子を見て、異常を感じたときは、すぐに中止して洗い流すこと。湿疹やかゆみが消えない場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
※妊娠中の方がハーブづくりを楽しむ場合、かかりつけ医に相談のうえ行い、食利用はお控えください。
<料理・監修/萩尾エリ子、永易理恵 撮影/ミズカイケイコ 構成・文/玉木美企子>
萩尾エリ子(はぎお・えりこ)
ハーバリスト。ナード・アロマテラピー協会認定アロマ・トレーナー。日々をショップという場で過ごし、植物の豊かさを伝えることを喜びとする。永易理恵との共著『風の飲みもの、光のおやつ』(扶桑社)が発売中。https://herbalnote.co.jp/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです




