• もっと身軽に、もっと自由に。これからの暮らしを考えたときに、手放す選択をする人が増えています。今回は、モデル・香菜子さんに手放した6つのことを聞きました。2025年に東京から鎌倉へ引っ越した香菜子さん。いまの気分に寄り添う適正な量が、ご機嫌でいられる秘訣だと感じています。
    (『天然生活』2025年11月号掲載)

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

    手放したこと その1
    洋服をフリマで整理
    →心地よさ重視のラフなスタイルに

    モデルという職業柄もあって、気づいたら増える一方だった洋服も、引っ越し前の自宅フリマで大量に手放しました。

    手持ち服をかなり減らした一方で、鎌倉生活でヘビーユースするようになったのは、オールインワンタイプの服です。

    「自転車移動が多いので下半身がパンツになっているのが便利だし、1枚でさらりと着られるからコーディネートを考える必要もなく楽。肩ひじはらずにリラックスした気分で着られるのも、つい手に取る理由かもしれません」

    画像: 「ヒューマンウーマン」とコラボでつくったジャンプスーツを愛用中

    「ヒューマンウーマン」とコラボでつくったジャンプスーツを愛用中

    画像: 「鎌倉の家では気持ちと時間に余裕があるので、スキンケアもよりていねいにできます」。人気ヘアメイクアップアーティストのおすすめの毛穴ケアセットをそろえ、自分の肌にもご褒美を

    「鎌倉の家では気持ちと時間に余裕があるので、スキンケアもよりていねいにできます」。人気ヘアメイクアップアーティストのおすすめの毛穴ケアセットをそろえ、自分の肌にもご褒美を

    手放したこと その2
    家具をほぼ手放して引っ越し
    →新しい愛用品を見つける楽しみ

    住んでいたマンションはダイニングセットなど「家具つき」の状態で売れたため、多くの家具を残してきました。

    そして新居に合わせて、食卓やリビングの椅子類など新しい家具を購入。どれも味わい深い、ビンテージ家具が中心です。

    「家具類は夫が中心に選び、私は細かな雑貨などを。夫婦の好みを合わせながら整えています」

    画像: リビングはイージーチェアやローテーブルを追加で購入。面積の大きいソファは買わず、空間の心地よさを優先

    リビングはイージーチェアやローテーブルを追加で購入。面積の大きいソファは買わず、空間の心地よさを優先

    画像: 子どもたちが泊まる和室は座卓などを買い足し“旅館風”のインテリアに

    子どもたちが泊まる和室は座卓などを買い足し“旅館風”のインテリアに

    手放したこと その3
    子育てを終え調理器具は最小限に
    →台所がコンパクトになった

    新居は以前より収納スペースが3分の1以下に減ったこともあり、売ったり子どもたちに譲ったりと、調理器具もだいぶ減らしました。

    「東京の仕事場では料理をしないと決めて、そちらには道具を置かないようにしています。夫婦ふたり分の料理さえつくれれば大丈夫と、数が減ったことで管理しやすくなりました」

    画像: 毎日のように使う一軍の料理器具と調味料は、コンロ下の収納へ

    毎日のように使う一軍の料理器具と調味料は、コンロ下の収納へ

    画像: 冷蔵庫も格段にコンパクト化。部屋になじむシルバー色をチョイス

    冷蔵庫も格段にコンパクト化。部屋になじむシルバー色をチョイス

    手放したこと その4
    引っ越しでごみ出しが変わった
    →ごみの量が減った

    引っ越し先の鎌倉はごみ分別が約12種類と非常に細かく、分別によってリサイクルを促進し、ごみの削減と資源化を目指しているそう。

    「東京では分別が大らかでしたが、『こんなにごみを出さないといけないのか』とストレスになることも。いまは『こんなにごみを減らせるんだ!』と、楽しみすら感じるようになりました」

    画像: リサイクルのためにごみ箱も細かく設置。どんな配置がいいか試行錯誤中

    リサイクルのためにごみ箱も細かく設置。どんな配置がいいか試行錯誤中

    画像: 鎌倉生活の買い出しに大活躍、自転車に取り付けられるエコバッグ

    鎌倉生活の買い出しに大活躍、自転車に取り付けられるエコバッグ

    手放したこと その5
    スーパーでまとめ買いをやめた
    →シンプルな食事になった

    週の半分を東京、半分を鎌倉で過ごしているし、子どもたちが独立したことでつくる量も激減。かつての勢いで生鮮食材を買いすぎてしまうと、傷めてむだになることに。

    「とにかく余らせたくないと、できるだけ小分けで買う習慣がつきました。調味料も買いすぎないようにしているので、調理も簡略化して楽です」

    画像: 大根1/3カット、なすやきゅうりも1本ずつなど野菜の買い物も少量に

    大根1/3カット、なすやきゅうりも1本ずつなど野菜の買い物も少量に

    画像: ある日の朝食。アボカドトーストにゆで卵。シンプルだけどこれで完璧

    ある日の朝食。アボカドトーストにゆで卵。シンプルだけどこれで完璧

    手放したこと その6
    住まいと仕事場の距離を置いた
    →自分と向き合うひとり時間が増えた

    東京の仕事場で過ごす4日間でしっかり働き、鎌倉の3日間は心身を休めて過ごす。メリハリのある暮らしを実践することで「呼吸が深くなった」と感じている香菜子さん。

    「以前はやはり、ワーカーホリック気味だったんですね。いい意味でこだわりを手放せて軽くなり、これからの暮らしを考える余白が生まれました」

    画像: 「はたして週休3日で生活が成り立つのか、現在お試し中です」

    「はたして週休3日で生活が成り立つのか、現在お試し中です」

    画像: 鎌倉の自然を感じながら、ベランダでくつろぐ時間も

    鎌倉の自然を感じながら、ベランダでくつろぐ時間も



    〈撮影/山川修一 取材・文/田中のり子〉

    香菜子(かなこ)
    女子美術大学工芸科陶芸専攻卒業。在学中にモデルを始める。「おぱんつ君」の作家としても活躍。
    インスタグラム@kanako.lotaproduct



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