• もっと身軽に、もっと自由に。これからの暮らしを考えたときに、手放す選択をする人が増えています。今回は、ライター・ミニマリストの田村美葉さんに手放した4つのことを聞きました。築47年のリノベされた団地に暮らす田村さん。厳選した愛用品たちと、心地よく暮らしています。
    (『天然生活』2025年11月号掲載)

    手放したこと その1
    部屋を飾ることをやめた
    →「こう見られたい」見栄から解放

    いつあるかわからない来客を想定して、「飾る」に意識を向けたインテリアをやめたという田村さん。

    「引っ越し当初は玄関前に枝ものを活けるのが習慣でしたが、近所にいい花屋もないし。飾らなくてはというプレッシャーから解放されて、すごく楽になりました」

    好きで集めている写真集やぬいぐるみも目に入る場所に飾らず、普段は箱に収納し、ときどき取り出して眺めるように。大切にしたい気持ちは変わりませんが、このほうが管理がスムーズです。

    画像: 大切な写真集。普段は本棚代わりのボックスに収納し、時折眺めている

    大切な写真集。普段は本棚代わりのボックスに収納し、時折眺めている

    手放したこと その2
    食器棚やキッチンワゴンを手放す
    →食器は引き出しに入る分だけ

    何となく複数持ちしていた器やカトラリーを手放し、引き出しに収まるひとり分だけに厳選しました。数を減らすと洗うのも片づけるのも楽になり、自炊も苦にならず続けられるように。

    「いつでも身軽に引っ越しできるよう、手持ちの家具も最小限にしておきたい。食器棚やワゴンを手放せてすっきりしました」

    画像: キッチンの吊り棚は書類や工具など、食まわり以外の収納にも活用する

    キッチンの吊り棚は書類や工具など、食まわり以外の収納にも活用する

    手放したこと その3
    ガスコンロは持たず調理器具は最小限に
    →料理と片づけがシンプルで楽しく

    何と手持ちの調理器具は直径26cmの鉄鍋「ココパン」だけ。これでごはん炊きも料理も行います。ごはんはまとめて3合炊き、容器に入れて冷凍保存。食べる直前にレンジで解凍します。

    下ごしらえに使うボウルも、保存容器で代用できると手放しました。「パナソニック」のIHヒーターは五徳がないので、ふくだけで掃除も完了。

    画像: ものが少ないので掃除も手軽。いつでもピカピカな清々しいキッチンに

    ものが少ないので掃除も手軽。いつでもピカピカな清々しいキッチンに

    画像: フライパンとして活用するときは「ダイソー」の持ち手を活用している

    フライパンとして活用するときは「ダイソー」の持ち手を活用している

    手放したこと その4
    服は30着をアプリで管理
    →似合う服、好きな服だけになって迷わない

    田村さんが利用しているのはワードローブをスマホで管理できる無料アプリ「ジャスクロ」。自分でタグも付けられ、手持ち服が一目瞭然です。

    「いまの自分にどんな服が必要かわかるので、『何かいい服ないかな』と無目的に店に行くことや衝動買いがなくなりました」

    持つ服も枚数を決め、1枚買ったら1枚手放すのを習慣に。

    画像: ベースカラーは白かベージュと決め、組み合わせが難しい服は買わない

    ベースカラーは白かベージュと決め、組み合わせが難しい服は買わない

    画像: 季節や用途に合わせタグを付けることで、似た服を買うことも防げる

    季節や用途に合わせタグを付けることで、似た服を買うことも防げる



    〈撮影/近藤沙菜 取材・文/田中のり子〉

    田村美葉(たむら・みは)
    千葉県の団地でひとり暮らし。ライターとしてさまざまな暮らしを取材しつつYouTubeチャンネル「団地で暮らす旅好きミニマリスト」で旅と暮らしの情報を発信。71シンプルで合理的な提案と、やさしい語り口にファンも多い。著書に『できるだけがんばらないひとりたび』(KADOKAWA)、『すごいエスカレーター』(エクスナレッジ)。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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