ごはんがすすむ、じゃがいものおかず
いよいよ食欲の秋がやってきました。
私は秋に限らず通年食欲はありますが、それでもおいしそうな食材が出回るこの季節は、スーパーで買い物をしているだけで心が弾みます。
今回は、じゃがいもを使ったおかずのご紹介です。
じゃがいもは、煮ものや汁ものにしたり、カレーの具やフライにしたりと、比較的よく使う常備野菜です。
しかし、「じゃがいもはごはんのおかずにはならない」という声も聞くことがあります。たしかに「じゃがいもでごはんがすすむか?」と聞かれるとちょっと微妙です。
そこで今回は、ひき肉と一緒に甘辛く味つけして、ごはんに合うように仕上げました。

ポイントは、じゃがいもを食べやすく細切りにすることと、ひき肉の存在感を残すことです。
ひき肉は、最初にひとかたまりで焼いてからほぐしていきます。あらかじめ下味をつけて練ってから焼くことで、ボソボソすることなくしっとりと仕上がり、味もしっかりと感じられます。

ひき肉は鶏か豚がおすすめです。豚こま切れ肉を使うとまた違った仕上がりになるので、試してみるのもよいでしょう。その場合もつくり方は同じです。
炒め終わりのタイミングは、余熱でもじゃがいもに火が通ることを計算して、少し食感が残るところで火を止めてください。
親しみやすい甘辛い味つけですが、お好みで鷹の爪やとうがらしを加えて仕上げるのが、私の最近のブームです。気分によって、最後にカレー粉を少量加えてアレンジすることもあります。
冷めてもおいしくいただけるので、お弁当にも活用してください。
「じゃがいもとひき肉の甘辛炒め」のつくり方

材料(2人分)
| ● じゃがいも | 2個 |
| ● 鶏ひき肉 | 150g |
| ● しょうゆ | 大さじ1 |
| ● 片栗粉 | 小さじ1 |
| ● 細ねぎ(小口切り) | 適量 |
| ● A | |
| ・オイスターソース | 大さじ1と1/2 |
| ・酢 | 小さじ1 |
| ・砂糖 | 小さじ1 |
| ・酒 | 小さじ1 |

つくり方
1 じゃがいもは皮をむき、細切りにしてかるく水にさらす。ひき肉はしょうゆと片栗粉で下味をつけ、かるく練っておく。


2 フライパンに下味をつけたひき肉を薄く広げ、中火で焼く。片面に焼き色がついたら裏返し、水けをきったじゃがいもを加える。


3 ひき肉をかるくほぐしながら全体を混ぜ、ふたをして弱火で1分半加熱する。

4 ふたを取ってAを加え、じゃがいもが透き通り、かるく食感が残る程度まで炒める。


5 器に盛り、細ねぎを散らす。
本多理恵子(ほんだ・りえこ)
料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。
新刊『別冊天然生活 本多理恵子さんの60歳からのお手軽料理と、ときどき息抜き』(扶桑社)が発売中。
そのほかの著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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やる気にならない、気分がのらない・・・・。
それでもごはんをつくらなければならないとき、レシピやノウハウだけでは解決できないときがあります。
大切なのは、まずは自分をご機嫌にすること。
自分をご機嫌にできれば、たいていのことは意外とすんなりできるもの。
その自分のご機嫌スイッチとなる、料理のレシピや暮らしのアイデアを、料理応援家の本多理恵子さんがご紹介します。
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