• 植物の仕事をしながら都心で家庭菜園を営む、フラワー&グリーンスタイリストのさとうゆみこさん。植物や野菜、土と向き合う暮らしのなかで「小さな循環」を実践しています。今回は、畑の初心者でも育てやすい秋から育てる葉物野菜についてお届けします。

    さっそく、種をまきましょう

    秋冬野菜は、寒さが厳しくなる前に種をまきましょう。

    ご紹介した葉物野菜はどれも畑やプランターに直接種まきして育てます(リーフレタス、ケールは一度ポットに種まきしたものを定植するのがおすすめです)。

    夏野菜を育てた場所なら肥料は控えめで十分。与えすぎるとアブラムシなどの害虫が増えやすくなります。

    画像: さっそく、種をまきましょう

    種袋の裏に書いてあるスケジュールや育て方を参考にします。

    私は害虫予防にはネットをかけ、寒い時期にはビニールや不織布などの防寒資材を使って、なるべく長い間、収穫を楽しめるようにしています。

    画像: 害虫予防にネットをかけます。いったんポットで育苗してから定植するものも

    害虫予防にネットをかけます。いったんポットで育苗してから定植するものも

    画像: ベビーリーフなら浅いトレーでも簡単に育てることができます

    ベビーリーフなら浅いトレーでも簡単に育てることができます

    小さなうちから収穫を楽しむ

    種を「すじまき」(一列に溝をつくって種まきする方法)にしたあと、発芽して混雑してきたら、間引きをして、一本一本が大きくなるように間隔をとりながら育てていきます。

    間引きしたものは、さっそくベビーリーフとして食べましょう。野菜の種類によって適した間隔は異なりますが、初めは5cm、次に10cm、20cmと、少しずつ間隔を広げながら間引き収穫していくと、残した株が大きく育っていきます。

    画像: すじまきして、成長していくほうれん草。間引き収穫を繰り返しながら育てていきます

    すじまきして、成長していくほうれん草。間引き収穫を繰り返しながら育てていきます

    一気に収穫するプロの農家さんと違い、少しずつ長く楽しんでいくのが家庭菜園流です。

    若いうちはサラダで、しっかり育ったら炒め物やおひたしに。同じ野菜でも生長に合わせて違う味わいを楽しめるのは、家庭菜園ならではのぜいたくです。

    画像: 間引き菜はサラダやお味噌汁の具に。左端は赤いカブの間引き菜

    間引き菜はサラダやお味噌汁の具に。左端は赤いカブの間引き菜

    秋冬は葉物野菜の季節。暑い夏には育てにくかった葉物野菜を、ようやく存分に味わえる季節がやってきました。

    寒さで甘味やうま味が増してきて、ただゆでるだけ、炒めるだけでごちそうに感じます。

    私は葉物の鮮やかな色合いや、さまざまな葉の形やテクスチャーを眺めるのも好きです。美しい葉物が育つ畑は、私にとってフラワーガーデンにも引けをとらない場所なのです。

    画像1: 小さなうちから収穫を楽しむ


    画像2: 小さなうちから収穫を楽しむ

    さとうゆみこ
    フラワー&グリーンスタイリスト。「green & knot」主宰。フラワーショップやインテリアショップ勤務、専門学校の講師を経て、現在はフラワーコーディネイトやグリーンアドバイザーのほか、植物にまつわる幅広いジャンルで活躍。自宅で定期的に行なうフラワーレッスンも好評。都心の家庭菜園で、小さな循環型暮らしを模索中。
    インスタグラム:植物のこと @yumikosatooo 畑と土のこと @soillife



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