• 庭がなくても、緑のある暮らしは楽しめます。植物を育てるだけでなく、好きな鉢や手づくりのものを飾るのも、ベランダガーデンの楽しみです。今回は、「みどりの雑貨屋」RIKAさんに、ワイヤーでつくる「Garden」の文字を教えていただきました。

    完成した「Garden」を、植物の中へ

    でき上がった「Garden」の文字を持って、ベランダガーデンへ。

    画像: ハツユキカズラの葉の間に「Garden」の文字をそっと添えて。細いワイヤーの線が、グリーンを隠さず景色になじみます

    ハツユキカズラの葉の間に「Garden」の文字をそっと添えて。細いワイヤーの線が、グリーンを隠さず景色になじみます

    ワイヤーの文字単体で見たときと、グリーンの中で見たときでは、ほんの少し見え方が変わります。

    「どこに飾ろうかな」と、植物の間に置いてみたり、板壁に合わせてみたり。

    そんな時間を楽しんでいると、「ああ、ここは私の庭なんだな」と、改めて思えて、庭がよりいとおしくなります。

    庭づくりは、まねすることから始まった

    私はベランダでガーデニングを始めたころ、植物を育てること以外、何をすればよいのかわかりませんでした。

    「素敵なお庭って、どうやってつくるんだろう?」

    そんな疑問ばかりだった私にとって、本や雑誌は、知りたい気持ちにこたえてくれる刺激の宝庫でした。

    ページをめくるたび、「こんなふうにしてみたい」と思うものを見つけては、いろいろとまねをしてきました。

    そのうち、「まねしてつくった庭に、自分らしさは出せるのかな」と思った時期もありました。

    でも、あるとき気づいたのです。

    何をまねしたいと思ったのか、
    何に心が動いたのか、
    それを選んだのは、自分なんだな。

    だったら、そこにはもう、自分らしさがある。

    そう思ってからは、あまり難しく考えず、ときめいたものを少しずつ形にするようになりました。

    画像: 植物や鉢、古い道具、手づくりしたもの。ひとつずつ「好き」を重ねていくうちに、いつの間にかわが家らしい景色になりました

    植物や鉢、古い道具、手づくりしたもの。ひとつずつ「好き」を重ねていくうちに、いつの間にかわが家らしい景色になりました

    ベランダといっても、それぞれ広さも、光の入り方も違います。

    育てている植物も、好きな色や素材も、人それぞれ。

    同じものを参考にしても、まったく同じ景色にはなりません。

    そうして少しずつ手を加えているうちに、まねすることから始まったわが家のベランダも、いつの間にか私らしい景色になっていました。

    だから、どんな庭にしたいか迷ったら、まずは自分が「素敵だな」と感じた景色をまねするところから始めてもいいのだと思います。

    そこに少しずつ自分の「好き」を重ねていけば、いつの間にか、自分だけの庭になっていきます。

    自分の「好き」が、庭をつくっていく

    「こんなものがあったらいいな」と思える、自分の好きなものを、ひとつひとつ増やしていく。

    その小さな選択の積み重ねが、その人にしかつくれない庭になっていくのだと思います。

    画像: 白い鉢に「Garden」の文字を添えて。自分でつくった小さなものが、いつもの景色に新しい表情を加えてくれました

    白い鉢に「Garden」の文字を添えて。自分でつくった小さなものが、いつもの景色に新しい表情を加えてくれました

    そして、庭は一度つくったら完成、というものでもありません。

    植物は育ち、季節とともに姿を変えます。

    自分の好きなものや、心地よいと感じる景色も、少しずつ変わっていきます。

    そのたびに、植物を動かしたり、何かをつくったり、ときには少し減らしてみたり。

    そのときどきの自分の感覚を大切にしながら、この小さな庭を楽しんでいきます。

    庭づくりに、きっとひとつの正解はありません。

    「好きだな」と思うものを、ひとつずつ。

    今回のワイヤー文字も、あなたらしい庭の景色をつくる、小さなヒントになればうれしいです。

    そして私も、また「こんなふうにしてみたい」を見つけながら、これからもベランダの景色を育てていきたいと思います。



    <写真・文/RIKA>

    RIKA/「みどりの雑貨屋」コーディネーター
    関西に店舗を展開する、植物とそれに似合う雑貨のお店「みどりの雑貨屋」でブランドストーリーの企画や発信を担当。自宅マンションでは、ベランダガーデニングやDIYを楽しみながら、心地よいグリーンのある暮らしを実践。植物と鉢、雑貨を組み合わせた“みどりのある心豊かな暮らし”をSNSで提案している。
    インスタグラム:@skipkibun_rika
    「みどりの雑貨屋」公式サイト:midorinozakkaya.com



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