好きな言葉を飾って、庭づくりを楽しむ
植物をひと鉢置くところから始まった、わが家のベランダガーデン。
床を整え、背景をつくり、植物の置き方を考え、ときには「あったらいいな」と思うものを自分でつくる。
そんなことを重ねながら、いまの景色になっていきました。
今回は、細いワイヤーで「Garden」という文字をつくり、植物に添えてみます。好きなものがひとつ加わると、ベランダがまた「自分の庭」になったように感じます。

オリーブの枝に揺れる「Garden」の文字。自分でつくった小さなものが加わると、いつもの景色にまたひとつ、わが家らしさが生まれます
少しずつ、「わが家の庭」になっていく
この連載では、ベランダに植物をひと鉢置くところから、小さな庭づくりを始めました。
足元に木を敷き、植物の後ろに背景をつくる。
高さや葉の向きを見ながら植物を置き、少し離れたところから眺めて、また動かしてみる。
前回は、「ここに、ちょうどいい高さのものがあったら」という思いから、空き缶と丸い板を使って、小さな花台をつくりました。ひとつ整えると、またひとつ、「こんなふうにしてみたい」が見えてきます。
▼前回の記事▼
【マンションの“小さなベランダ”で楽しむ「ミニ花台」のつくり方。空き缶や丸板でかんたんDIY!】
ワイヤーで「Garden」の文字をつくる
今回は、「Garden」という文字をワイヤーでつくります。
細い線でできたワイヤー文字は、向こう側の景色が透けて見えるので、植物の中に飾っても主張しす
ぎません。グリーンの中にすっとなじみながら、小さなアクセントになってくれます。
少しくらい形がそろっていなくても大丈夫。線のゆらぎや不ぞろいなところも、手づくりならではの表情として楽しめます。
用意するもの

ワイヤーと身近な道具を用意して、文字づくりを始めます。手で形を整えやすいアルミ製ワイヤーを使います
| ● 太さ2.5mmまたは2.0mmのアルミ製ワイヤー | |
| ● ラジオペンチ | |
| ● 下書き用の紙とペン | |
| ● 糸 | |
| ● はさみ | |
| ● マスキングテープ(糸の仮留め用・必要に応じて) | |
| ● ペイント用の塗料と筆 |
つくり方
1 まずは「Garden」と下書きする

「Garden」に限らず、自分の好きな言葉で。飾る場所を思い浮かべながら文字を選ぶのも、楽しい時間です
紙に、つくりたい大きさで「Garden」と書きます。
ワイヤーで文字をつくるときは、できるだけ途中で線が途切れないよう、ひと筆書きのようにつながる文字にするとつくりやすくなります。
今回の「Garden」も、文字同士を自然につなげながら書いています。
この下書きが、ワイヤーを曲げるときのガイドになります。
2 糸を使って、必要なワイヤーの長さを測る
次に、書いた「Garden」の線の上に糸を沿わせていきます。

糸がずれないよう、ところどころマスキングテープで留めながら、文字の線に沿わせていきます
文字のカーブに沿わせながら進み、最後は少し余裕をもたせて糸を切ります。

糸で測った長さを目安に、ワイヤーを少し長めに用意します
そして、糸で測った長さより少し長めにワイヤーを切ります。
最初に必要な長さを測っておくと、文字をつくっている途中で、「ワイヤーが足りなくなった」と、がっかりすることも少なくなります。
ほんのひと手間ですが、安心して作業を進めるための小さな工夫です。
3 下書きに沿って、少しずつ曲げる

今回の「Garden」は太さ2.5mmのワイヤーでつくりました。初めての方は、2.0mmのほうが曲げやすく、扱いやすいと思います
ワイヤーの先端は、そのままだと危ないので、ラジオペンチを使って小さく丸めておきます。

下書きはあくまで目安。ぴったり同じ形にならなくても大丈夫です
そこから、「Garden」の文字に沿わせながら、少しずつワイヤーを曲げていきます。
大きなカーブは指でゆっくりと。
細かな曲線や文字の折り返しは、ラジオペンチを使いながら形を整えます。

少しずつ文字の形が見えてくると、つくる時間も楽しくなってきます
途中で下書きの上に置いたり、少し離して眺めたりしながら、
「もう少し丸くしよう」
「ここは少し広げたほうがいいかな」
と、全体のバランスを確認しながら進めます。
4 最後までできたら、形を整える
最後の「n」までできたら、全体をチェックします。

下書きを目安にしながら、自分の手でつくったひとつだけの「Garden」が完成
下書きは、あくまで目安です。まったく同じ形にならなくても大丈夫。
最後は少し離れたところから、「Garden」というひとつの文字として眺めてみます。
少し傾いていても、文字の大きさがそろっていなくても、それもこのひとつだけの「Garden」の表情です。

最後の先端もラジオペンチで丸めて仕上げます。引っかかりにくくなるだけでなく、見た目もやわらかな印象に
最後のワイヤーの先端も、けがをしないように、くるりと丸めて仕上げます。
5 ここでもうひと手間
ワイヤーをペンチで曲げていくと、表面に小さな傷がつくことがあります。
その傷を目立ちにくくし、ワイヤー特有の光沢を少し抑えるためにペイントします。
今回は、ブラウンにペイントしました。

今回は2色を混ぜて、ベランダの景色になじむ色をつくりました。色を選ぶ時間も、手づくりの楽しさのひとつです

色を塗ると、線の表情がやわらぎ、植物の中にもなじみやすくなります
ホワイトにすると、グリーンの中で文字が明るく浮かび上がるので、こちらもおすすめです。飾りたい場所を思い浮かべながら、好きな色で仕上げてみてください。
<写真・文/RIKA>
RIKA/「みどりの雑貨屋」コーディネーター
関西に店舗を展開する、植物とそれに似合う雑貨のお店「みどりの雑貨屋」でブランドストーリーの企画や発信を担当。自宅マンションでは、ベランダガーデニングやDIYを楽しみながら、心地よいグリーンのある暮らしを実践。植物と鉢、雑貨を組み合わせた“みどりのある心豊かな暮らし”をSNSで提案している。
インスタグラム:@skipkibun_rika
「みどりの雑貨屋」公式サイト:midorinozakkaya.com
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