• 「趣味は、暮らし」と笑う、料理家・横山タカ子さん。日々、保存食をつくり、運針をし、庭の手入れをする、四季とともにある日常を、自分流に、自由に楽しんでいます。それは、遊び心に溢れ、同時にとても美しい。そんな信州の季節に寄り添った、横山さんの四季の暮らしを、ご一緒に、ぜひお楽しみください。今回は、喫茶店が大好きだったという横山さんの「コーヒータイム」のお話です。
    (横山タカ子・著『信州四季暮し』より)

    画像: ある冬の日のコーヒーのお供は、自家製の干し柿。季節をしみじみと感じる時間です。コーヒー豆をミルで挽くのは、夫の大切な仕事。

    ある冬の日のコーヒーのお供は、自家製の干し柿。季節をしみじみと感じる時間です。コーヒー豆をミルで挽くのは、夫の大切な仕事。

    昔は、喫茶店が大好きでした。特に美術館にある静かな喫茶店が。

    子育てをするようになってからは、とてもかなわぬことになり、子どもが昼寝をしてくれたわずかな時間が、私のコーヒータイムでした。そんな時間をもつことによって、自分を取り戻すことができていました。眠っている子どもの顔を見ながら、「なんで、あんなにいらいらしてしまったのかな」なんて反省したりしながら。

    子どもが成長してからも、コーヒーの時間は、もうひとりの自分が、この私を見直すような時間だったんでしょうね。

    画像1: 夫とのコーヒータイム|横山タカ子 信州四季暮らし

    夫が現役を退いてから、そんな時間に彼が割り込んできました。三度の食事を一緒にしながら、お茶までともに。そのときは、テレビをつけず、FMラジオやCDで音楽を流し、お互いの予定の確認など話しながら。

    お茶請けは、いただきものだったり、手作りのさもないひとつ、ふたつだったり。コーヒーがおいしいときは、健康状態もいい証拠。さり気なく、お互いの顔色確認も。「今日は目が腫れているね」「そう、夕べ飲みすぎ」なんていいながら。

    画像2: 夫とのコーヒータイム|横山タカ子 信州四季暮らし
    画像: ある日のコーヒータイム。日本酒で漬けたドライプルーンに甘糀を合わせ、ミントを添えて、カヌレとともに。

    ある日のコーヒータイム。日本酒で漬けたドライプルーンに甘糀を合わせ、ミントを添えて、カヌレとともに。

    コーヒーのお供

    干しりんごのりんごジュース漬け

    画像1: 干しりんごのりんごジュース漬け

    材料(作りやすい分量)

    ● 干しりんご100g
    ● りんごジュース(果汁100%)400ml
    ● フェンネルの葉(あれば)適量

    作り方

     干しりんごはさっと洗って、水けをきり、ボウルに入れる。

     りんごジュースをに注ぎ、ひと晩かけて戻す。

    画像2: 干しりんごのりんごジュース漬け

     器に汁ごと盛り、あればフェンネルの葉を飾る。

    くるみバルサミコ

    画像: くるみバルサミコ

    材料(作りやすい分量)

    ● くるみ50g
    ● バルサミコ酢大さじ3
    ● 砂糖大さじ2
    ● 金ごま大さじ2

    作り方

     くるみはフライパンでから炒りし、取り出す。

     フライパンにバルサミコ酢、砂糖を入れて強火にかける。ぐつぐつと泡が立ったら火を止め、すぐにを入れて素早くからめる。

     クッキングペーパーの上にあけ、冷める前に金ごまをふる。


    <撮影/本間 寛>

    横山タカ子(よこやま・たかこ)
    料理研究家。長野県大町市生まれ、長野市在住。長年、保存食を中心とした長野の食文化を研究すべく各地に赴き、料理名人から教わる。長野県の特徴でもある、野菜をたっぷりと使った保存食は「適塩」で作り、季節の食材は手をかけすぎず、素材を生かしてシンプルに食べることを信条とする。地元の農作物を広める活動にも尽力。大の着物好きでもある。


    『信州四季暮らし』(横山タカ子・著)

    天然生活の本
    『信州四季暮らし』(横山タカ子・著)

    『信州四季暮らし』(横山タカ子・著)

    A5判
    定価 1,700円+税
    ISBN978-4-594-08303-8

    扶桑社より発売中

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