「香りは脳に作用し、自律神経や免機能のバランスを整え、痛みを和らげます。人間の本能に語りかけ、感情にもまっすぐに届きます」と話す、蓼科ハーバルノートの店主の萩尾エリ子さん。
蓼科の森の中に店を構えて40年。ハーバリストとして、日々、植物に向き合っています。
そんな萩尾さん健康のお供は?という取材をさせていただきました。
写真は、寝るときに欠かせない、北欧で昔購入したというウールの湯たんぽ。そこに、庭でとれたレモンバーベナと、ラベンダーなどを、ガーゼの袋に入れて、湯たんぽのカバーの中にそっとしのばせます。ほのかにハーブが香り、リラックスを深めてくれるそう。
蓼科の冬は、マイナス15℃になることもあり、とにかく、寒いといいます。
それでも、寒い、辛いがあったから、比べるもののない美しさと豊さに気がついたといいます。
「蓼科の冬の空気は透き通り、まるでシャンパンのよう」
そんな言葉が印象的な取材でした。
萩尾エリ子さんの著書『香りの扉、草の椅子』が扶桑社より発売されました。
ハーブと、萩尾さんの心に触れていただける一冊になっていますのでぜひ、お手に取っていただければ幸いです。
※ 萩尾エリ子さんの記事「『香りの手だて』と心をともす物語をひとさじ」は、『天然生活』2020年2月号、P.14~17に掲載されています。
天然生活の本
『香りの扉、草の椅子 ハーブショップの四季と暮らし』(萩尾エリ子・著)
A5判
定価 1,600円+税
ISBN978-4-594-08303-8
扶桑社より発売中