頭のなかを明確にしたり、備忘録だったり。 使い方・楽しみ方は、自分次第で、いかようにも。 イラストレーターの奥村麻利子さんに、記録上手なノート術を見せていただきました。
(『天然生活』2017年2月号掲載)
(『天然生活』2017年2月号掲載)
パパッと書いて、ときどき見返して
「最近は前ほど熱心に書かなくなってしまったけれど、手を使って書くことで頭のなかが整理されるんですよね」とミツさんこと、イラストレーターの奥村麻利子さん。
見せてくれたのは、B5サイズの小さなノート。気に入ったレシピを書き写したレシピノートに、布小物制作のサイズやつくり方などを記したもの、はたまた、自宅をリフォームした際に記した家ノートと、さまざまです。
「できれば、きれいに書きたいけれど、そればっかり気にしていると大事なことを記せないので、バーッと書くことが多いですね」。といっても、イラストレーターという仕事柄、その出来栄えは、さすが。どのページを開いても、ワクワクするようなかわいさです。
「これ以外にも、スケッチ帳などは、たまにパラパラとめくって刺激をもらっています。昔に描いたイラストなどは、どうしても照れがあって、なかなか直視できないんですが、当時のタッチを見ては自分に檄を飛ばしています」
<撮影/千葉亜津子 取材・文/結城歩>
奥村麻利子(おくむら・まりこ)
イラストレーター。独自のタッチが印象的で、その世界観にファンも。また、倉敷意匠とのコラボレーションでステーショナリーなどの商品のデザインや企画なども行う。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです