おまもりルームより
ふっくらとした愛を込めて。
あるとき、「つや」が気になりました。
みなさん、こんにちは。早速ですが、お疲れが出ていませんか?(疲れていますよね…)できれば毎日健やかに過ごしたいものですが、そのためには心もからだも、年々マメなメンテナンスが必要ですよね。ある日私たちは、こんな会話がキッカケで、この連載を始めることになりました。
大段:「井尾さん。もっと居心地良く生きるためには、“つや”が必要だと思うんです」
井尾:「突然、どうしたんですか?」
大段:「ほら。見てください。つやの意味を調べてみたんですよね」
と、インターネットの辞書のサイトを指し示す大段さん。そこにはこんな内容が。
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つや【 艶 】
物の、なめらかな面に、(美しく)静かな感じで浮かぶ、光の反射。光沢。
若々しく、張り・弾力のある感じの美しさ
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井尾:「わー! コレ!欲しいやつです!」
大段:「ですよねぇ。私も。ふふ」
わずか30分の施術でラクに
ということで、ひとつめの「おまもり」をいただきに、私たちは早速、東京・表参道にある「源保堂鍼灸院(げんぽどうしんきゅういん)」を訪ねました。こちら、実は大段さんのかかりつけの先生でもあります。
大段:「こちらはいつも30分間のみの治療ですが、短時間でからだがラクに、すっきりするんですよね」
瀬戸先生:「当院の鍼灸鍼療というのは、実はどんな症状でも30分以内、となっているんですよ」
井尾:「えっ。そうなんですか」
瀬戸先生:「本当に必要なところだけに鍼をし、つぶを貼ってお灸をしていくので、30分でいいんです。それ以上になるとからだに負担がかかり、かえって疲れてしまうんですよ」
二人:「なるほど~」
鍼なのに、痛くない!
二人:「そしてこちらの鍼は、まったく痛くない!」
瀬戸先生:「よかったです。東洋医学の起源『黄帝内経(こうていだいけい)』という書物には、“鍼は蚊やアブが止まるように痛くないように刺しましょう”という教えがあるんですよ」
大段:「だからなんですね。初診のとき、いつ鍼をされたのかわからないくらいささやかな感触で、本当にびっくりしました」
崩れたバランスを整える
痛くない鍼で、短時間で、からだに負担をかけない施術は、本治法(ほんちほう)という治療法。これは古代中国の経絡治療に、奇経八脈(きけいはちみゃく)という脈診を加えたもので、数少ない流派になるそうです。
瀬戸先生:「痛みや症状がある部分だけを調整するのではなく、心とからだ全体を調整していくのが本治法の特徴です」
大段:「ストレスや生活習慣で崩れたからだのバランスを整える、ということですね」
瀬戸先生:「はい。ホルモンバランス、自律神経失調症、生理痛、冷え性などの女性特有の症状も、バランスの崩れによるものですからね」
二人:「なるほど~」
井尾:「ところで先生。私たち、もっとつやつやになりたいのですが、鍼灸にもその効果はありますか?」
瀬戸先生:「もちろんありますよ! 実は、からだにつやが出たかどうか、目安となる秘密のポイントがあるんです」
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源保堂鍼灸院
東京都渋谷区神宮前4-17-3 アークアトリウム101
Tel&Fax 03-3401-8125
開院時間・曜日・料金(自由診療)↓
https://genpoudou.com
大段まちこ(おおだん・まちこ)
フォトグラファー。かわいいもの、雑貨、ファッションなどをテーマに女性誌やライフスタイル誌で活躍。共著に『花と料理』(リトル・モア)などがある。
http://odanmachiko.com/
井尾淳子(いお・じゅんこ)
フリーライター&編集。子育て雑誌の編集経験を経て、現在は書籍、Webコンテンツなどの編集、執筆を中心に活動。