(『天然生活』2013年7月号掲載)
ゆったりTシャツ
見た目はゆったりでも、ニット地特有のフィット感で、すっきり着用できるAラインTシャツ。
七分丈のラグランスリーブだから、袖まわりにゆとりがあり、リラックスして着られます。
レースのような透かし模様が、軽やかな印象。
「伸縮しすぎないものならレースのような布でも縫えます。布のカット部分が丸まっていないものを選んで」
ニット地を縫うときには……
ニット地など伸縮性のある布地の直線縫いには、ニット用ミシン糸を。一般のミシン糸で直線縫いをした場合、布地の伸びについていけず、糸が切れてしまうからです。ジグザグミシンの場合は一般のミシン糸でOK。また、針は編み地を切ってしまうのを防げる先端が丸いニット用ミシン針がおすすめ。
布を伸ばすと ↓
ゆったりTシャツのつくり方
*製図に縫いしろは含まれていません。裁ち方図を参考にして縫いしろをつけ、布を裁断します。
*製図、裁ち方図、つくり方のなかの数字はすべてcm(センチメートル)です。
材料
表布(オーガニック綿パターンメッシュニット)
…… 45W(90)cm幅 2m
製図
裁ち方図
つくり方
1 袖と前身頃、後ろ身頃を中表に合わせる。袖ぐりを縫い、縫いしろは2枚一緒にジグザグミシンをかけて、袖側に倒す。もう一方の袖も同様に縫う。
2 前と後ろの身頃の脇と袖の袖下を中表に合わせ、脇と袖下を続けて縫う。縫いしろは2枚一緒にジグザグミシンをかける。もう一方の脇と袖下も同様に縫う。
3 脇の縫いしろを前側に倒す。裾を折って、表から縫いしろごとジグザグミシンで縫う。
4 バルーンワンピースのつくり方2~4【袖口布の付け方】を参考に、衿ぐり布をつくり、付ける。縫いしろは、身頃、袖側に倒し、表から縫いしろごとミシンをかける。
【袖口布の付け方】
〈デザイン・制作・文字・デザイン画/天野千鶴(ミルツル) 撮影/大森忠明 スタイリング/西森 萌 つくり方イラスト/小崎珠美〉
Milleturu(ミルツル)
様々な “着たい ”にこたえるべく奈良県大和郡山市でアパレルブランドとお裁縫教室をしています
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※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです