「おもちゃの木のカメラ」を革でデコレーションしましょう
木端でつくるカメラの3回目は『革バージョン』です。
革でつくると大人感が増して気持ちが上がりますよ。
我が家は皮を使った木工作品をつくることも多いので、革の端切れも色々あります。また、手芸屋さんやホームセンターでも、革の端切れを安く売っている所もあります。
革は厚み、色、硬さもそれぞれで一期一会。籠の中を探って、魅力的な革はないか、なにかつくれないかと、ひとつずつ手にとって見てしまいます。
このカメラに使う革は厚みのある革よりも 薄くてやわらかい革が向いてます。切ったり貼ったり扱いやすそうな革を選んでくださいね。
デコレーションの材料

● 革
● 革ひも
● 木っ端(四角形、丸)
● 丸棒
● カシメ
● ネジ
● 三角釣金具
革を加工する道具

● 木槌
● 打ち台
● カシメ
● 打ち具
つくり方

1 黒く塗装した木材の木端があったので、同じ黒の塗料(バターミルクペイント)で、無塗装の面を塗りました。

2 木っ端の右面、正面、左面、底辺に革が貼れるように、革に現物合わせで線を書き入れます。ボディにはレンズを模した丸い木っ端を取り付けるので、こちらも現物合わせで半円を描いておきます。また、底辺には糊代もつけます。

3 やわらかい革は紙切り用のハサミで切れるので、薄くてやわらかい革がお薦めです。

4 革の裏側に接着剤をつけます。

5 接着剤の表面が乾く頃に木っ端に接着すると、よく接着できます。

6 少し引っ張る感じで革を張っていくときれいに張れます。

7 丸い木っ端を木工用接着剤で張り付けます。

8 丸い木っ端の真ん中にドリルで穴を開けます。この穴は接着前に空けてもよいのですが、ズレると後ろ側から覗いても見えなくなってしまうので、私はこのタイミングで開けました。

9 カメラ本体の横面の上の方に三角フックをドライバーで付けます。三角の部分が木から出るように取り付けてください。

10 三角フックの穴に革ひもに通して折り返し、カシメで固定するための穴を開ける位置を決めます。

11 合わさる場所それぞれに穴を開けます。穴の開け方は、捨て板の上に革ひもを置き、パンチの上から木槌で何度か叩きます。

12 次は、フックを取り付けていきます。まずは打ち台の、カシメの下側のパーツとサイズの合っている窪みに場所を確認し、乗せておきます。

13 三角フックに革ひもを通し、打ち台のカシメに穴が合うように置きます。

14 カシメの上のパーツを重ね合わせ、打ち具を当て、木槌でたたきます。

15 カシメで、革ひもが三角金具に固定されました。

16 革ひもの反対側も、同様にカシメで固定すれば完成です。

革ひもを取り付ける前に、やすりをかけて塗装をはがすと、軽いヴィンテージ加工になり革の雰囲気とより馴染むようになりますよ。
薄い革は扱いやすくてお薦めのDIYの材料です
今回は革ひもを付けました。
カシメを付けるための道具を買ったりするのに、少しお金が掛かりますが、この道具があると革雑貨があれこれつくれて楽しくなります。
穴あけポンチやカシメのパーツ、木のトンカチは100円ショップでも売ってたりしますのでチェックしてみてください。
革は少しハードルが高いと思われるかもしれませんが、薄い革はハサミでも切れますし、ゴム系のボンドで簡単に貼れますので、ぜひつくってみてください!
<写真・文/まるばやしさわこ>
丸林佐和子
造形作家。こどもちゃれんじ『ぽけっと』造形あそび監修、NHK教育テレビ『キミなら何つくる?』の造形スタッフなどで幅広く活躍中。
雑誌やテレビに多く出演するほか、『はじめてのこうさく』(ポプラ社)、『へんしん工作』(WAVE出版)、『さわこちゃんと10人のおひめさま』(アリス館)、『さわこちゃんと10のぼうけん』(アリス館)、『リトルスペース』(パルコ)、『どんどん!どんぐり工作』(汐文社)など著書も多数。9月には『丸林さんちの家具づくりDIYレシピ』(ブティック社)が発売予定。
石川聡(丸林 聡)
アートディレクター/イラストレーター/デザイナー/家や家具の製作。共著に、『丸林さんちの手づくり家具帖』『丸林さんちの手づくり家具帖2 カフェスタイルな、お部屋改装術』『丸林さんちの机の上の小さな家具帖』(以上、メディアファクトリー)、『丸林さんちのはじめての家具づくりレシピ』(パイインターナショナル)、『丸林さんちのヴィンテージスタイルな家具と庭づくり』(エクスナレッジ)がある。