• 自分の欲しいものを自分でつくるDIYはとても楽しいものです。しかし、出来あがった作品がなんとなく物足りないという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか? 実は、DIY作品の見た目は仕上げで大きく左右されます。そこで、人気DIYユニット「丸林さんち」に、簡単だけど作品が数段おしゃれになる仕上げのテクニック、「クラック加工」を教えてもらいました。

    アンティークな雰囲気を出す「クラック加工」

    古い家具やエクステリアで塗装がひび割れて剥がれ落ちたものがあります。アメリカの古い時代を描いた映画に出てくるような、何世代にもわたって使われてきた家具ってそんなイメージじゃないですか。

    その雰囲気を表現できるのがクラック加工。専用の塗料でで、簡単にひび割れをつくれます。ウエスでこすると上塗りした塗料がはがれて一層古びた風合いになりますよ。

    材料

    画像: 材料

    ①木材
    ②クラック塗料(オールクラックアップ)
    ③水性塗料(バターミルクペイント)2色

    道具
    ハケ


    つくり方

    Point
    下地・上塗り塗料とクラック塗料を直角に塗り重ねると、きれいにひび割れます。

     下地を塗る

    画像1: つくり方

    下地となる水性塗料を縦方向に塗る。必ず一定方向にハケを動かすこと。

     クラック塗料を塗る

    画像2: つくり方

    下地が乾いたらその上から横方向にクラック塗料を塗る。下地と直角に塗るのがポイント。
    ※写真は縦に塗っていますが、横方向に塗ってください。

     上塗りする

    画像3: つくり方

    クラック塗料が乾いたら、上塗りの塗料を縦方向に塗る。二度塗りするとうまくひび割れしないので1回で仕上げる。

     完成!

    画像4: つくり方

    <撮影/山本尚明 取材・文/和田義弥 >

    丸林さんち

    丸林佐和子
    多摩美術大学卒、ベネッセ『こどもちゃれんじ』造形あそび監修、教育テレビ図工番組『キミなら何つくる?』造形スタッフ、ライフスタイル誌、子ども雑誌などで幅広く活躍中。工作本も多数出版。全国で子ども工作のワークショップ展開中

    石川 聡(丸林 聡)
    多摩美術大学卒業後、手塚プロダクションでアニメーターとして勤務。その後、デザインに転身。現在はインターネットサービス会社でアートやボイス収録ディレクション、シナリオディレクションなど、幅広く手掛ける。休日のみの木工家&ハウス・ガーデンビルダー。


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