(『天然生活』2021年1月号掲載)
薬膳料理家の山田奈美さんに
「ゼリー石けん」を試してもらいました
「洗剤も食べ物と同じくらい、気を使っています」
そう語るのは、神奈川・葉山町の古民家に自宅兼アトリエを構え、薬膳料理家として活躍している山田奈美さんです。
「葉山は海が近く、下水がほぼそのまま海に流されるので、環境に負荷をかけたくないのと、肌が弱いこともあって、洗剤の成分も気をつけるようにしています」
シャボン玉石けんの粉石けんスノールは、環境にやさしいだけでなく、畑仕事などをする夫の野良着や、小学校2年生の息子さんの真っ黒な靴下も、きれいに洗い上がるところがいい、とのこと。
そして今回、ゼリー石けんを使った掃除 を試してもらいました。
「ガスコンロの五徳は毎日ふいているのに、ゼリー石けんを塗ったらすぐに汚れが浮き上がってきて驚きました。換気扇の羽根も、力を入れてこすらなくても汚れがするすると落ち、洗い上がりもキュッとして、気持ちがよかったです」
なによりうれしかったのは、息子さんと一緒にできたこと。
「プルプルした触感がわらび餅みたい、と実験でもするように楽しんでいました。ゼリー石けんは素手でも広げられるから子どもも作業しやすいですし、そのうちひとりでやってくれるようになるといいなと思います」
おうち時間に家族で “汚れ” のお手入れ
家族そろって、家で過ごす機会が増えているご家庭も多いのでは?
お掃除も家族みんなで。
ゼリー石けんならお子さんも楽しく、面倒な汚れを手軽に落とすことができます。
ガスコンロの五徳の汚れ落としにも
油汚れがこびりつき、スポンジでは洗いづらい鉄製の五徳に、ゼリー石けんをまんべんなくのせるように塗る。
「使い終わったら毎回ふいていますが、脚の根元についた落としきれない汚れが、じわっと浮き出てきますね」
プルプルした感触で子どもと楽しく
分量の粉石けんをお湯に溶き3時間ほどおくと、弾力のあるプルプルとしたゼリー状の石けんに。
「手でほぐすと、やわらかくなって面白い」と大地くん。
荒れ性でなければ、素手で触っても大丈夫。
上ばきの汚れにも、ゼリー石けんをのせて
お子さんが毎週持ち帰ってくる上ばき。ブラシでごしごしこすらなくても、ゼリー石けんを塗っておけば、きれいになる。
「ブラシが届きづらいつま先までゼリー石けんが行きわたるので、より清潔になる気がします」
洗い終わると、こんなにきれい
ゼリー石けんを塗って20分ほどおいたあとに、古タオルでつくったウエスでぬぐうと、すっきり。
「力を入れずに、さっとこすっただけでこんなに簡単に汚れが落ちるんですね。洗いづらかった隅のほうまで、すごく楽に、きれいになりました」
ゼリー石けんのつくり方
つくり方
粉石けんスノール40~50gを40~50℃のお湯500mlに溶かし、軽くかき混ぜる。約3時間放置すると、ゼリー状に固まるので、軽く手でほぐして使用する。
使い方
ゼリー石けんを汚れ部分に塗りつけ、10~20分放置したあと、水で充分に洗い流す。
※使用の注意点
① つくりおきはしない
② 変色や変形、塗装のはがれなどのおそれがあるため、長時間のつけおきはしない
③ 手指が荒れやすい方や長時間使用する場合はゴム手袋を使用する
④ 使用する各製品のメーカーの取り扱い説明書をよく確認する
⑤ 変色や変形、塗装のはがれなどの不具合が起こる可能性のあるものは、あらかじめ目立たない部分で試してから使用する
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山田奈美(やまだ・なみ)
薬膳料理家、食養研究家、国際中医薬膳師。「食べごと研究所」主宰。雑誌などで発酵食や薬膳レシピの制作・解説等を行うとともに、神奈川県葉山のアトリエ「古家1681」で料理教室を開催。
〈撮影/ニシウラエイコ 取材・文/長谷川未緒〉
粉石けんスノール
蛍光増白剤、香料、着色料、酸化防止剤、合成界面活性剤不使用の無添加洗濯用粉石けん。おしゃれ着洗いにも使用可。ゼリー石けんにすれば、油汚れの掃除にも。
〈成分〉純石けん分(99%脂肪酸ナトリウム)
提供/シャボン玉石けん
➿0120-4800-95
(月~土曜8:30~17:30、日曜・祝日休み)
https://www.shabon.com/
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです