家時間が長いいま、片づけで出てきた古着やエコバッグ。もとは、気に入って買ったものだから、かわいい柄や素材が多いもの。そこで、家にある素材だけで、『天然生活手帖』にぴったりの手帖カバー をつくりました。ちょうど不織布の平面マスクが折りたたまず入るサイズなので、マスクケースとしても活躍 します。提案してくれたのは、「pot and tea」のデザイナー・松井翠さん。「素材はクローゼットの中なので、買い出しにでかけなくてもつくれるのも、いいところです」
(『天然生活』2021年1月号掲載)
リユース素材の『天然生活手帖』カバー(マスクケース)
四季の移ろいがひとめでわかると好評の2020年9月に発売した『天然生活手帖』用のカバー。
ちょうど不織布の平面マスクが折りたたまず入るサイズで、マスクケースとしても活躍します。
切り込みを入れた四角い布を順序どおりに折り、接着剤で貼るだけ。
糸と針は一切使わず、折り紙のような感覚で簡単につくれます。
すべて描き下ろしという、mitsou(ミツ)さんのほっこり和むイラストに合わせて、自分だけのオリジナルカバーをつくっても素敵ですね。
How to make
リユース素材の手帖カバー(マスクケース)のつくり方
材料
外カバー用布 38cm幅 20cm
内カバー用布 38cm幅 20cm
布用接着剤 適量
〈マスクケースのみ〉
・スナップボタン(10mm) 1組
・手縫い糸
材料に使った服
写真上の手帖カバー
エコバッグ、ブラウス
◇ ◇ ◇
写真下の手帖カバー
ジャケット、ブラウス
でき上がりサイズ
たたんだ状態で縦18×横12cm
下準備
材料の寸法どおりに洋服やバッグなど布を裁断する(材料の寸法は、のりしろ込み)。
つくり方
※つくり方のなかの数字の単位はすべてcm(センチメートル)です。
1 外カバーに4カ所切り込みを入れる。
2 イラストを参考に、のりしろをアイロンで折り、斜線部分に布用接着剤を塗る。内カバーも同様にする。外カバーと内カバーを外表になるように貼り合わせる。
3 切り込み位置を目安に、アイロンで折り目をつけておく。斜線部分と上下の貼り残した部分の内側に布用接着剤を塗る。折り線に沿って折り込みながら貼り合わせる。
4 マスクケースとして使いたい場合は、スナップを差し込みポケットのみに縫い付ける。
〈デザイン・制作/松井 翠 撮影/松元絵里子 スタイリング/前田かおり イラスト/たまスタヂオ〉
松井 翠(まつい・みどり)
アパレルブランド「pot and tea」デザイナー。家庭科の講師、アパレルメーカーのパタンナー職を経て独立。手仕事のぬくもりを感じるアイテムで多くのファンを魅了する。2021年1/8~2/1に、愛知「クラスカ ギャラリー&ショップ ドー 名古屋店」にてpop up shopを開催予定。
インスタグラム@potteapot
松元 絵里子(まつもと・えりこ)/撮影
フォトグラファー。ディレクションユニット「WITCHI TAI TO(ウィチタイトゥ)」のメンバー。写真をベースとし、作品集の制作、企業とのプロダクト開発など活動の幅を広げている。
『きみはいつも、おかしなものばかり欲しがってた』を出版販売中
https://witchitaito.stores.jp
instagram: @matsuerico / @matsuerico2 / @witchi_tai_to
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです