• 朽ちてもなおその美しさを保つのがドライボタニカルの魅力です。時を経るにつれ周囲と寄り添うように縮み、調和するように枯れ色をまといます。そんなドライボタニカルの、クリスマスにぴったりなアレンジ方法を紹介します。
    (本記事は『朽ちてなお美しいドライボタニカル入門』(エクスナレッジ刊)からの抜粋です)

    キャンドルアレンジメント

    幸運を運ぶといわれる、やどりぎを用いたクリスマスアレンジメントです。

    みつろうキャンドルに火を灯せば、みつろうとひむろすぎのやさしい香りが溶けあい、

    ゆらめく炎とともに癒されます。

    クリスマスまで胸を躍らせながら夜を過ごせそうです。

    用意するもの

    |花材|

    画像: |花材|
    ◎ ひむろすぎ1本
    ◎ やどりぎ3本
    ◎ リューカデンドロン(ジョイドパール)1本
    ◎ さんきらい(実)3つ

    |道具|

    画像: |道具|
    ● 花ばさみ
    ● ナイフ(カッター)
    ● 木工用接着剤
    ● 皿(直径10cm程度)
    ● 吸水スポンジ(厚さ2.5cm)
    ● みつろうキャンドル

    つくり方

    画像1: つくり方

     皿に合わせたサイズに吸水スポンジをカットし、さらに上部四隅を斜めにカットする。スポンジにキャンドルを固定したい場合は、底面を接着剤で貼り付ける。

    画像2: つくり方

     すべての花材を切り、ひむろすぎでベースをつくる。長めのひむろすぎをスポンジの下段に挿し、皿の縁を見えないようにする。

    画像3: つくり方

     短めのひむろすぎをスポンジので斜めにカットした部分と上面に挿す。このときキャンドルが隠れすぎないように注意する。ドライになると縮むのでたっぷり入れる。

    画像4: つくり方

     さんきらいとやどりぎは、それぞれ高低差をつけてジグザグに挿すとバランスがよくなる

    画像5: つくり方

     リューカデンドロンも同様に、隣り合わせにならないように、ジグザグに配する。

    画像6: つくり方

     隙間があればひむろすぎを足す。ぐるりと一周させてみて、どこから見ても美しく見えるように整えて、完成。

    もっと詳しい内容は、『朽ちてなお美しい ドライボタニカル入門』(エクスナレッジ刊)に掲載されています。

    <写真/高橋郁子> http://ikukotakahashi.com/

    小野木 彩香さん

    夫婦で営んでいる北中植物商店の「花部門」を担当。都内を中心としたウエディング・店舗装飾のほか、イベント出店、教室を行っており、草花を使ったスタイリング、独創的なアレンジメントに定評があります。著書『朽ちてなお美しい ドライボタニカル入門』(エクスナレッジ)があります。
    インスタグラム https://www.instagram.com/kitanaka_plants/

    『朽ちてなお美しい ドライボタニカル入門』(小野木 彩香・著/エクスナレッジ・刊)

    『朽ちてなお美しい ドライボタニカル入門』(小野木 彩香・著/エクスナレッジ・刊)

    今、モダンなグリーンインテリアとしてドライボタニカル・ドライフラワーが人気です。生花の状態から飾り、時の移ろいとともに徐々に変化する色合いやフォルムを愛でながら、長い期間にわたって楽しめるのが魅力。季節を問わず植物を楽しみたいという方、マンションなどで植物を育てるスペースがないという方、生きた植物を育てる手間と時間を掛ける自信がないという方にもおすすめです。

    『朽ちてなお美しい ドライボタニカル入門』(小野木 彩香・著/エクスナレッジ・刊)



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