枝元なほみさんの「アスパラとかにかまのホットサンド」
包丁を入れるたび、規則正しく並ぶ具材の断面の美しさにほれぼれ。見た目にも楽しいホットサンドは、アスパラの独特の風味と、かにかまの程よい塩けがやさしくまとまっています。
サンドするときはパンの端まで具材をぴったり合わせて、焼いたあとは包丁を入れる向きに気を付けましょう。
今回は、「ホットサンドとクイックパン」ということで、香ばしい焼き色が食欲をそそるホットサンドと、焼きたてがうれしいクイックパンのつくり方を紹介しております。
撮影当日、スタッフ2名は「ホットサンドメーカー」を持参して臨みました。枝元さんの私物を合わせて3本体制です。
焼作業の前、ホットサンドメーカーにバターを塗っていく枝元さんを見て、そういえば、自分で焼くときは何も塗っていなかったとひとり反省。
「バターを塗ると、表面がカリカリになるんです」と、枝元さんが教えてくれました。
ホットサンドメーカーがない方でも、手軽につくれるのが「クロック・ムッシュ」。木ぶたや木べらでぎゅうぎゅうと押し付けながらフライパンで焼くだけ。
ベーコンとチーズというシンプルな具材だから、中身がぼろぼろと飛び出したりしません。
「バナナブレッド」は、通常パウンド型で焼くイメージですが、今回紹介しているレシピは、型なしでつくるので簡単です。表面がカリッと仕上がり、中はふんわり。生地にシリアルを混ぜているので、食べ応えがあります。ぜひお試しください。
最後に、枝元さんの撮影風景をパチリ。白いエプロンの胸には、「GOOD MORNING」のロゴが。紙面でチェックしてみてくださいね。
パンの焼けるにおいは幸せな気分にしてくれます。1日の始まりを、パンと一緒に迎えてみてはいかがでしょうか。
カメラマンの川村 隆さん、スタイリストの竹内万貴さん、そして、素敵なパンづくしレシピを教えていただいた枝元なほみさんに感謝を込めて。
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※ 枝元なほみさんの記事「ホットサンドとクイックパン」は、『天然生活』2021年5月号、P.4~10に掲載されています。
枝元なほみ(えだもと・なほみ)
料理研究家。やさしいレシピと気さくな人柄にファンが多い。テレビ、雑誌などで活躍。一般社団法人「チームむかご」では、農業生産者をサポートする活動も。近著に『枝元なほみのリアル朝ごはん』(海竜社)。