• 新しい生活様式のひとつとして当たり前になったマスクは、いまやファッションの一部。鉄道ファンなら、マスクにも鉄道モチーフを取り入れたいはず。そこで、鉄道をモチーフにしたクロスステッチで、市販の布マスクをアレンジする方法を鉄道手芸家・スハネフがご紹介します。

    鉄道員モチーフのマスクで、さりげなく鉄道愛をアピール

    味気ないシンプルなマスクに、好きな鉄道のワンポイントを入れたい。でも「いかにも」なのはちょっと抵抗が……。

    そんな人におすすめなのが、鉄道員のモチーフ。新幹線や電車のワンポイントは、子どもっぽかったり、悪目立ちしてしまったりしがちだけど、これならさりげなく鉄道愛をアピールできるはず! 「わかる人にはわかる」という楽しみ方もできますよ。

    画像: 上:一度はかぶってみたい鉄道員の制帽がモチーフ。黒ベースでかわいくなりすぎないのが魅力 下:鉄道員、合図灯、列車の運転室の鍵がモチーフ。どれかひとつだけを刺しゅうしたり、組み合わせをかえたり、アレンジを楽しんで

    上:一度はかぶってみたい鉄道員の制帽がモチーフ。黒ベースでかわいくなりすぎないのが魅力
    下:鉄道員、合図灯、列車の運転室の鍵がモチーフ。どれかひとつだけを刺しゅうしたり、組み合わせをかえたり、アレンジを楽しんで

    HOW TO MAKE
    「鉄道マスク」のつくり方

    画像1: HOW TO MAKE 「鉄道マスク」のつくり方
    画像2: HOW TO MAKE 「鉄道マスク」のつくり方

    材料

    糸:DMC25番刺繍糸/すべて2本取り
    布:DMC抜きキャンバス/14カウント
    市販の布マスク

    つくり方

    抜きキャンバスを使い、図案を見ながらマスクにクロスステッチをする。

    図案

    画像1: つくり方

    クロスステッチの刺し方

    画像2: つくり方

    クロスステッチの針の進め方には種類がありますが、決まりはありません。ここでは、1目ずつ刺す方法と、1列をまとめて刺す方法のひとつをご紹介しますが、自分に合った方法で刺してください。

    <1目ずつ刺す方法>

    ① 左下から針を出し、右上に入れて左上から出す。

    画像3: つくり方

    ② 右下に針を入れ、左隣りの布目の左下から出す。

    画像4: つくり方

    ③ イラスト内の2~5の手順で1針ずつ刺していく。

    画像5: つくり方

    <1列まとめて刺す方法(左から横方向に往復する刺し方)>

    ① 左下から針を出し、右上に入れて右下から出す。これを繰り返し、イラスト内の1〜7の順で図案の目数に合わせて刺していく。

    画像6: つくり方

    ② 右端まで刺したら、右下から針を出し、左上に入れて左下から出す。これを繰り返し、刺しはじめの位置まで戻る。

    画像7: つくり方

    抜きキャンバスの使い方

    ① 抜きキャンバスを図案より大きめにカットし、しつけ糸で仮どめする。

    画像8: つくり方

    ② 上からクロスステッチをする。

    画像9: つくり方

    ③ しつけ糸をはずし、クロスステッチをしたまわりの織り糸を手で抜いていく。刺繍した部分は抜きにくいので、毛抜きを使って抜く。

    画像10: つくり方

    ④ すべての織り糸を抜くとクロスステッチした部分だけが残る。

    画像11: つくり方

    アレンジ次第で、こんな作品もつくれます!

    画像: アレンジ作品

    アレンジ作品



    〈撮影/八幡 宏、イラスト/ナガイマサミ、取材・文/鞍田恵子〉

    スハネフ
    エディター・鉄道手芸家。メンズストリートファッション誌の編集を経て独立。現在は、ハンドメイドやライフスタイル系の雑誌や書籍を中心に企画、編集を手がける。2017年より「スハネフ(SHNF)」の名で鉄道をテーマにした作品を制作。刺しゅう、ソーイング、プラバン&レジンなどの手法を用いたり、さまざまなジャンルのクリエイターとコラボしたりすることで、鉄道愛を表現。鉄道好き作家によって結成された「ピカユナ製作所」に所属し、展示会やワークショップなどを行う。
    インスタグラム:@shnf1111

    ◇ ◇ ◇

    『鉄道クロスステッチBOOK』スヘネフ著|amazon.co.jp

    『鉄道クロスステッチBOOK』
    (スハネフ・著)

     

    『鉄道クロスステッチBOOK』(スハネフ・著)|amazon.co.jp

    amazon.co.jp



    This article is a sponsored article by
    ''.