お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。
hana’s memo
愛知県西尾市では740年前から抹茶の生産が盛んに行われ、現在は全国の約20%の生産量を占めているそうです。
そんな抹茶のふるさと、西尾市出身のヘアメイク石川智恵さんから、西尾の貴重な抹茶をいただきました。こちらは生産者の内藤紀彦さんが全国のお茶の品評会で2位を受賞した抹茶で、市場には出回っていないそう。
さっそく家で抹茶を点て、いただいてみたのですが、これが本当においしい! 旨みと甘みのバランスが抜群で、清らかな抹茶の風味が口の中いっぱいに広がります。もしかしたら、お菓子の素材になるかも?
西尾の抹茶の味を思い描きながらたどり着いたのが、今回の「抹茶ティラミス」でした。
通常はマスカルポーネのクリームと「レディフィンガー」という固めのビスケットを使いますが、やわらかい生地の方が抹茶との相性が良いので、卵がベースのシンプルな生地を手づくりしました。市販の抹茶でも、もちろん大丈夫!
お好みの抹茶で、個性あふれる「抹茶ティラミス」にチャレンジしてみてくださいね ♪
抹茶ティラミスのつくり方
材料(IKEAで購入した「BARSK」直径5cm×高さ7cmの容器3個分)
<スポンジ(直径7cmほどの丸型が7個分)> | |
● 卵 | 1個 |
● グラニュー糖 | 大さじ2 |
● 薄力粉 | 30g |
● サラダ油 | 大さじ1/2 |
<マスカルポーネクリーム> | |
● マスカルポーネ | 100g |
● 生クリーム | 100g |
● グラニュー糖 | 25g |
● 卵黄 | 1個分 |
<抹茶> | |
● 抹茶 | 3g |
● 熱湯 | 70mL |
下準備
*薄力粉はふるいにかける。
*天板にオーブンシートを敷く。
*オーブンは180度に予熱する。
つくり方
1 スポンジをつくる。卵黄と卵白を別々のボウルに分ける。各ボウルに砂糖を大さじ1ずつ加える。
![画像: 卵黄と卵白に砂糖を加える](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/a299df519119e9891692b09af02b8f43e4fd2c0a.jpg)
卵黄と卵白に砂糖を加える
2 電動ミキサーで角が立つまで卵白と砂糖をしっかり混ぜてメレンゲをつくる。
![画像: 卵白は角が立つまでしっかり泡立てる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/47965f0390af79312dbe0d76b9d745a71830f1d6.jpg)
卵白は角が立つまでしっかり泡立てる
3 ミキサーでそのまま卵黄と砂糖を混ぜ合わせる。サラダ油を加え、さらに混ぜる。
![画像: 油を加える](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/5c406636473ec2e8e65e3354df1e1beb30e3bc66.jpg)
油を加える
4 ヘラに持ち替え、3に薄力粉を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
5 手持ちの泡立て器に持ち替え、2の1/3を4に加えて混ぜる。
![画像: 卵メレンゲの1/3を加えて混ぜる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/d69089760babb036775a670ab62a53715d0b0b83.jpg)
卵メレンゲの1/3を加えて混ぜる
6 2の残りも加え、ヘラで泡を消さないように切り混ぜる。
![画像: 残りのメレンゲを加える](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/23d9dc73106734a0343c9964cc760e8084877cdc.jpg)
残りのメレンゲを加える
![画像: 生地が完成した状態](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/9a64fbda0bddc6bd396c3c7ba1ade2c4a5b5fda2.jpg)
生地が完成した状態
7 スプーンを使い、生地が丸い形になるようにオーブンシートに落としていく。
![画像: スプーンでオーブンシートに生地を落とす。余分にできますが、マスカルポーネクリームを付けても、そのまま食べてもおいしいです](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/28/d8026c22b175315af243656de205440516a67921.jpg)
スプーンでオーブンシートに生地を落とす。余分にできますが、マスカルポーネクリームを付けても、そのまま食べてもおいしいです
はなよりひと言:
焼く前の生地は直径6cmほどです。容器に合わせて形を変えて焼いてみてくださいね。
8 180℃に予熱したオーブンで7分30秒〜8分ほど焼き、網に移して冷ます。
![画像: 生地が焼きあがった状態](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/28/14eb277c01aa240dd24b334b01af5c0f6f6a0e14.jpg)
生地が焼きあがった状態
9 マスカルポーネクリームをつくる。生クリームを泡立て器で8分立てに泡立てる。
10 別のボウルにマスカルポーネを入れ、同じ泡立て器を使ってやわらかくし、砂糖を加え、混ぜ合わせる。
![画像: マスカルポーネに砂糖を加える](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/77437f76f998847f53d4b035d7218528628a9670.jpg)
マスカルポーネに砂糖を加える
11 10に卵黄を加え、さらに混ぜる。
![画像: マスカルポーネ、砂糖、卵黄を混ぜた状態](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/67a43dffbfc462d6d8d4c5695e2be83fb327bf76.jpg)
マスカルポーネ、砂糖、卵黄を混ぜた状態
12 9で泡立てた生クリームを加え、なめらかになるまで混ぜる。
![画像1: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/81ee45343358b62d7dd021daa86e056d63bbd945.jpg)
13 抹茶を溶かす。分量の抹茶を茶こしで漉しながら茶碗に入れ、熱湯を加えたら茶せん(なければ泡立て器)で混ぜる。
![画像: 抹茶を漉す](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/e4d3c2fbf08736fa19c03b78d76dc374110333c2.jpg)
抹茶を漉す
はなよりひと言:
抹茶のダマを取り除くために一度、茶こしでふるいにかけます。
![画像: 濃いめの抹茶をつくる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/5ba36a0cabc3f28bdf031d742e8f458520aa86b9.jpg)
濃いめの抹茶をつくる
![画像: 抹茶と熱湯を混ぜた状態](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/d2bfa32021631d4874a42d29480b58f88450240f.jpg)
抹茶と熱湯を混ぜた状態
14 粗熱が取れるまで抹茶を軽く冷ます。
15 ティラミスを仕上げる。容器の直径に合わせて、スポンジ生地の縁の部分をキッチンバサミで切り落とす。
![画像: 生地の縁の部分を切り落とす](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/c4f03cb327e594d296448810e3e5d25c4177de09.jpg)
生地の縁の部分を切り落とす
はなよりひと言:
スポンジの縁を切り落とすことで抹茶が染み込みやすくなります。使用した容器の底の直径5cmに合わせて切りました。
16 スポンジ生地の片側を抹茶に浸し、浸していない表面を下にして容器に入れる。
![画像: 生地を抹茶に軽く浸す](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/e850eb250f6024191bbd0488a8bca3b0c19ed3eb.jpg)
生地を抹茶に軽く浸す
![画像: 抹茶に浸した生地を器に入れた状態](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/02c63527836e39f32f9cacce5cd0f0201d405a54.jpg)
抹茶に浸した生地を器に入れた状態
はなよりひと言:
スポンジ生地がある程度、抹茶を吸い込むまで軽く浸します(あまり長く浸すと生地が崩れてしまうので注意!)生地はフォークなどで扱うと容器に入れやすいです。容器を傾けながら生地を入れます。
17 12のマスカルポーネクリームを抹茶スポンジの上に重ねる。
![画像: マスカルポーネクリームを重ねる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/9d024a3d153ef3a7905d5dd016174968cdc93271.jpg)
マスカルポーネクリームを重ねる
はなよりひと言:
容器の側面に抹茶やマスカルポーネクリームが付きます。気になるようでしたら、キッチンペーパーなどで拭き取ります。
18 同じようにスポンジ生地を抹茶に浸し、容器に入れる
はなよりひと言:器の直径に合わせて生地を切ります。
19 マスカルポーネクリームを重ね、最後に抹茶(分量外)を茶こしで少々、ふりかける。
はなよりひと言:
抹茶の味を見ながらトッピングの量を決めてくださいね。スポンジを浸して残った抹茶は温かい牛乳を入れて、抹茶オーレにして楽しんでみて!
20 冷蔵庫で2時間以上、寝かせる。
はなのお菓子|抹茶ティラミスをつくる|天然生活web
youtu.be![画像2: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/04/23/45e6cb96affb2d9aa350358529d921604d2916cd.jpg)
はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡〜hana金〜」のナビゲーターや、日本テレビ「夢の通り道」のナレーションも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。朝日新聞デジタル&TRAVEL「はなのたびたび旅日記」連載中。
Instagram https://www.instagram.com/hanalovestaco/
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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。