性格や生活スタイルによって、向いている家計簿は違います

天然生活2021年7月号で掲載している「もう失敗したくない 続くわが家の家計簿」。

家計簿には、市販の家計簿、家計簿アプリ、レシート管理などの方法があり、生活スタイルや性格によって、向いているものは変わってきます。

参考までに、市販の家計簿が向いているタイプは以下のような方です。

市販の家計簿を選ぶとき、デザインや価格を重視する方も多いかもしれません。でも、“自分の暮らしに寄り添う内容”のものをきちんと選ぶことが、失敗せずに家計簿を続けるためにとても大切です。

誌面でご紹介した市販の家計簿の中身を詳しくお見せしますので、家計簿選びの参考にしてみてください。

むだ遣いを意識して、貯まる家計に
「シッカリ家計簿」／オリエンタルベリー

この家計簿がおすすめなタイプ

□ 費目は少ないのがいい
□ 残高など、細かな計算は苦手
□ 日記を書くのが好き
□ むだ遣いをしがち
□ 家計簿は家でつける
□ かわいいものが好き

月のまとめページ（12カ月分）。今井 杏さんのかわいいイラストが月ごとに変わるので、毎月めくるのが楽しみに。

見開き１週間になった家計簿は、費目が、食費、日用品、その他と、3つだけのシンプルさ。残高の記入欄はなく、毎日のむだ遣いがメモできるように。

ついつい衝動買いをしてしまいがちな人におすすめ。

家計簿は毎日開くもの。コデックス装（糸綴並製本）と呼ばれる製法でつくられていて、ページが開きやすいので、書くときのストレスがないのもうれしい。

年間収支表もついていて、住居費や電気、ガスなどの固定費などはこちらに記入。変動費や特別な支出（電化製品や夏期講習代など、高額な出費）を記入する欄も。見開きでまとまっていると、1年の固定費の動きが一目瞭然で便利。

医療費の記録ページ。家族の医療費をまとめておくと、確定申告や医療費控除をする際に役に立つ。

貯蓄の記録や、贈ったもの、いただいたものの記録欄も。ほかに、連絡先リストや、メモ欄つき。

60年以上の歴史をもつ、手帳の老舗がつくった家計簿
「ざっくり家計簿」/伊藤手帳

この家計簿がおすすめなタイプ

□ 費目は自分で決めたい
□ 残高など、細かな計算は苦手
□ 買い物したらすぐにメモしたい
□ 軽さ重視
□ シンプルにまとめたい
□ 家計簿アプリやレシート管理などと併用したい

見開き1カ月タイプ。費目は食費以外、自分で設定できる。固定費の記入欄も。

年間支出一覧ページ。固定費だけでなく、食費などの変動費の記入欄もあるので、年間のお金の動きが確認できる。

方眼タイプのメモ欄が29ページ分と多めにあるので、日々の記録や買いたいものメモなど、自分好みに活用したい。

セットでついているノート（64ページ）も方眼タイプ。レシートを貼り付けておく、などの使い方も。家計簿もノートも各3mmの薄さで、手帳やクリアファイルに入れてもかさばらない。

6カ月用の家計簿。110円とは思えない充実の内容
B6家計簿 6ヶ月用 80ページ／Seria

この家計簿がおすすめなタイプ

□ 費目が決まっている方がいい
□ 残高まできっちりと管理したい
□ 1年間続けられるか不安
□ 小ささ、軽さ重視
□ 小さい字を書くのが得意
□ シンプルなデザインが好み

6カ月間の収支一覧。コンパクトにお金の動きが確認できます。

スケジュール帳として併用もできる、マンスリーカレンダーつき。右ページは、収入や固定費を書く欄。スペースはそれぞれ小さめなので、細めのペンで小さく書きたい。

ウィークリータイプの記入欄。右側でその週の振り返りもできる。

贈ったもの、いただいたものの記入欄。母の日、父の日、誕生日やクリスマスプレゼントの記録にもなる。

医療費の記入ページも。確定申告や医療費控除の際に便利。

連絡先リストには、緊急の番号も記載されている。クレジットカードの問い合わせ先なども書いておくと、もしものときにも安心。

ご紹介した家計簿以外にも、家計簿は書店や文房具店などで、いろいろ販売されています。選ぶ基準にして、自分に合った家計簿を探してみてください。

また、続く家計簿のヒントについては、現在発売中の天然生活7月号に詳しく掲載していますので、ぜひご覧くださいね。

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