「保活」を始めています
妊娠8ヶ月に入りました。「保活」を始めています。保育園に入れるための諸活動。略して「保活」です。
ニュースや先輩ママさんから何度も聞いていた、「保育園に入れられない問題」。覚悟はしていましたが、やっぱり大変ですね。認可保育園には入れないかもしれないから、認証保育園や、認可外保育園も視野に入れて、申込できるところはしておくといいよ。でも、産んでからじゃないとできないところもあるし、できたところで色々な選考基準があるから入れるわけじゃないよ。そう、認可外とてね!
という話しを基本として聞いていましたが、実際に活動していると、「ギャフン!!」と発してしまうことが多々ありました。
何はともあれ、問い合わせてみないことには分からないことだらけで、電話だけでも正直疲れてしまいました。改めて世のお母さんたちは偉いですね。抱きしめてあげたい。
それで夫婦で話し合って、もうどこにも入れなかったら2人で仕事の都合を合わせて育てよう。収入は少なくなったとて、子供と過ごせる時間が増えたと思って楽しもう。夫婦共々、芸人です。仕事増やすのは大変だけど、減らすのは簡単なのさ! いや、それはそれで、怖いよ!
そんなツッコミをしつつ、気持ちを切り替え、見学をさせて頂ける保育園が何箇所かあったので、夫婦で初めて行ってきました。コロナ禍で中止しているかと思いきや、園が終わる手前の10分くらいの間で、見学させて頂けるとのこと。なぜか分かりませんが、私はずっと緊張していました。
ところが、そんなものは一瞬にして吹っ飛んでしまいました。なぜなら、園に入ると可愛いベイビー達がちょこんとイスに座って、おやつを食べている風景が目の前に広がっていたからです。想像してみてください。1歳児クラスと2歳児クラスのみんなが、ちゃんと小さいイスに座って蒸しパンをもぐもぐしている風景を。鼻血ブーです。
こんなに小さい子たちを集団で見ることがなかったので、私も旦那さんも「きゃあ、かわいい、かわいい!」を繰り返すばかり。「男の人が来るのが珍しいんで、興味深々みたいですね」と園長先生。気づけば、園児たちの熱視線が旦那さんに送られていました。羨ましい。
園の設備や、保育士さんの配置や、行事や持ち物などの説明を受けて、なんだか不安が少しずつ和らいでいきました。入れるかどうかは別として、いざという時に、助けてくれる施設はありそうだな、と思えたことと、こんなにパワーあふれる子どもたちが、こんな時代にも伸び伸び育っているんだな、ということをこの目で確かめられたからかもしれません。
10分くらいの見学でしたが、行けて良かったです。みんなで、おやつを食べていたかわいい風景を何度も脳内で再生して、癒されている私です。
白鳥久美子(しらとり・くみこ)
1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。