• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしを作る。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。今回は、清水ミチコさん、オアシズ光浦さん、森三中黒沢さんとともに久しぶりの舞台に立ちます。

    吉本さんの職人技

    仲良くさせて頂いている先輩方とトークライブをさせて頂きました。

    メンバーは、清水ミチコさん、オアシズ光浦さん、森三中黒沢さん、私の4人です。

    画像1: 吉本さんの職人技

    場所はよしもと有楽町シアター。

    客席を減らしてはいるものの、私はお客さんの前に立つのが久しぶりだったので、ドキドキしました。そしてつくづく吉本さんって劇場を持っていて、いいなぁと思いました。
     
    劇場スタッフさんも皆さん優秀で、少し説明をするだけで、完璧な間で音を入れてくれたり、イメージを伝えただけで照明のフェイドアウトのタイミングが、ばっちりだったりするんです。初めて吉本さんの舞台に立った時は感動しました。

    私たちたんぽぽの場合、単独ライブをやるとなると、劇場を探して、スタッフさんは外注で呼んでこなくてはいけません。スタッフさんは、お笑いライブに慣れてなかったりするので、「音のタイミングは何秒からフェードインして下さい。」とか事細かに説明しないと伝わらないことが多々ありました。

    なのに、吉本さんはニュアンスを伝えるだけで「ああ、そこの面白さね。」ってな塩梅で、勘良く察してくれるので、鳥肌立ちます。

    さすが劇場で毎日ネタ見ているだけありますよね。

    画像2: 吉本さんの職人技

    私は裏方さんのそういった職人技みたいなところが異様に好きです。余談ですが、私は、高校で演劇部だった関係もあり、地元の県営ホールの舞台スタッフさんにやたらと裏方の仕事を教わりに行っていた時がありました。その技見たさに。

    職人さんの立ち振る舞いにグッときちゃうのは、昔からみたいです。

    と、劇場入りして感動に浸ったところでトークライブが始まりました。特に話す内容も決めずに、いつもの4人のように、やんややんやと話していたら、あっと言う間に2時間経ってしまいました。

    清水さんの室井佑月さんのモノマネ、光浦さんの留学の話、黒沢さんの万引きGメン級の気の張り方の話、どれもこれも面白くてほんと楽しかったです。

    コーナーでは、私の子どもの名前を考えよう! という企画をやってもらったのですが、どんどん大喜利になるだけで、参考になるんだかならないんだか。産まれる前からこんなに愛あるいじりをされて、この子は幸せ者だ! と思いました。産まれてからも仲良くしてもらいます。

    年代もそれぞれバラバラの4人で、こんなに話しが尽きないって楽しいなぁと思います。私が一番後輩になるのですが、やっぱり先輩たちが、みんなできた人だからですね。

    ボケたりツッコんだり、ボケなかったり、ツッコまなかったり、内容などないけれど、ひたすらしゃべっていられる女というやつは、なんかいいですよね。



    画像3: 吉本さんの職人技

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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