部屋数の多い団地掃除は、道具選びも肝心です
こんにちは! インテリア雑誌のライター&編集をしている大野祥子と申します。築44年のレトロな団地風マンションに娘と2人暮らし。「古い団地を愛して暮らす」をテーマに、インスタグラムで暮らしの見直しを綴っています。今回は「暮らしを見直したことで驚いたこと、そして変わったこと」をテーマにお届けします。
ずぼらな私がきれい好きに!?
昔から掃除や片づけが大の苦手だった私。部屋が散らかっていてもわりと平気で「ほこりでは死なない」なんて思ってました。
ところが暮らしの見直しを始めて部屋が片づくと、散らかしたり汚れたりするとやたら目につくようになりました。
もちろん、いつもきれいにはできないし散らかっているときも多いんです。
でも散らかっているという事実は同じでも、気持ちがまったく違います。
「掃除しなくても平気」から「掃除しないと気になる!」に。
掃除が苦手なのは相変わらずだけど、心持ちが変わったことに、われながら驚きました。
掃除のコツ1: vs ほこり編
ほこりには、ニュージーランドのメーカー「mi woollies(ミーウーリーズ)」のふわふわのはたきを使っています。
天然の羊毛100%が使われた、見た目もかわいいはたき。さっと撫でるだけで、ほこりが絡まり、吸着してくれます。
デザインのいい掃除道具で揃えたら、目につく場所に置いておけるから気づいたときにサッと手に取れるようになりました。
「毎日やらなきゃ」と思うとできないタイプなので、ほこりに気づいたらやる、ぐらいに考えています。
愛用のはたき「mi woollies」のウールダスターS
<お気に入りの3つのポイント>
●見た目がナチュラルで見せる収納ができる
●ほこりが舞い散らない
●軽くて持ちやすい
掃除のコツ2: 「ここだけは」の玄関の水拭き
玄関は「家の顔」ともいわれますが、心掛けているのは、ここはできるだけ、毎日きれいに。
家を出るとき、帰ってきたとき、気持ちよくなれるように、床はできるだけスッキリしておきたいと思っています。
なるべく毎朝やっているのが床の水拭き。
布を小さくカットしたウエスを濡らして絞り、廊下とLDKのフローリング部分を拭いて最後に玄関のたたきをきれいにしたら、もう真っ黒!
「雑巾を洗わなきゃ」と考えたら面倒でできなくなってしまうので、使い捨てにしています。
ウエスの材料は古着をカットしたり使い古したタオルなどですが、どうしてもストックがなければ100円ショップのバスタオルを雑巾用に買うことも。
これも「毎日必ず」と考えるとしんどくなるので、できる日だけでOKと思って続けています。
掃除のコツ3: 掃除機は小さくてよかったんだ!
いままで何の疑問もなく使い続けてきた家電や日用品。持ち物の見直しをしたとき、10年、20年選手が多いことに気づきました。
過去に5人家族だった時代もあったけれど、いまは娘と2人暮らし。
ムダに大きな家電は必要ないなと、少しずつ買い替えています。
調べてみると最近は小さな家電が安くで手に入り、デザインもシンプル。場所を取らないしインテリアにもなじむといいことづくめでした。
スティック型のコードレスクリーナー。軽いから掃除のハードルがぐっと下がりました。
吸引力は強くはないけれど、床は水拭きするからわが家にはこれで十分。
はたきも、ハンドクリーナーの定位置は、家のまんなか。どの部屋を掃除するときも、手に取りやすい棚横に掛けています。
「あ、ゴミが落ちてる」と思ったらサッと手に取れる場所。
スリムだから写真のように柱に引っ掛けておいても邪魔になりません。
はたきも一緒にハンギングして、わが家の掃除グッズ収納コーナーになっています。
愛用の掃除機「レコルト」コードレスティッククリーナー
<お気に入りの3つのポイント>
●重さは680gと、とにかく軽くて小さい
●コードレスでどこでも持ち運べて小回りがきく
●お手入れが簡単
おまけの小さな家電の話
「イエデンどうしてる?」
いまはスマートフォンがあるからイエデンはめったに使いません。
ファックスつきの留守番電話は処分して、通話だけの コンパクトなものにチェンジ しました。
ちなみにこの木箱の中にはルーターや配線が隠れています。
この電話機は「Alctel」T6 EXというもの。購入当時は楽天で3000円ほどでした
「扇風機は場所をとる?」
扇風機も昔ながらの大きなものはやめて、手のひらサイズのコードレスにチェンジ。
こちらは「レコルト」コードレステーブルファンです。
ほかにも、ミキサーを小さくしたらグリーンスムージーが毎朝気軽に作れるようになったり、トースターを小さくしたことでレンジ台までコンパクトにできたり。
大量にお米を炊くこともないので、炊飯器をやめて土鍋でごはんを炊くようになったのも大きな変化です。
暮らしを見直したことで驚いたこと、そして変わったことは、部屋だけでなく心の内面にも影響がありました。
どんな変化があったのかは、またの機会にお届けしますね。どうぞお楽しみに!
〈撮影・文/大野祥子(https://www.instagram.com/shosworks/)〉
大野祥子(おおの・しょうこ)
フリーランスでインテリア雑誌のライター&編集を行う。おもな活動は「暮らしのまんなか」や「Come home!」など。全国を取材で回るのが大好きな、京都生まれの京都育ち。インスタグラムで団地暮らしや日々の見直しを発信するうち、1年でフォロワーが4万人に。
インスタグラム:@showsworks