お腹のビッグベイビーとオリンピック
暑い日が続いていますが、皆さんお元気ですか?
オリンピックがはじまって、このコラムが載る頃はもうすぐパラリンピックですかね? この暑さ、選手の皆さんも体調管理大変ですよね。お身体に気をつけながら頑張ってほしいです。応援しています。
私は産休に入って2週間が過ぎた頃です。正期産という時期に入って、いつ産まれてもオッケーの状態らしいです。
ただ、私も主人もでっかいせいなのか、お腹の赤ちゃんも標準より大きいらしく、ビックベイビーゆえに産むのが大変そうで、いつにも増して怯えています。
しかし単純な私は、ビッグベイビーが産まれるなら、柔道かレスリングか重量挙げを経験させるのもアリかな。なんてことをオリンピックに影響されまくりで妄想しています。
今回は10代のメダリストがたくさんいましたよね。
ご両親の影響でそのスポーツを始めたという選手も多くいらして、残念ながらスポーツ音痴の私はそんな影響は与えられなさそうですが、しかし実は私、高校入学と同時に柔道部の顧問が直々に、「柔道部に入らないか!?」とスカウトがきたことがあるのです。
そうなのです。ポテンシャルはあるはずなのです。柔道ナメるな! と怒られるかな。
番組でプロレスをやった時も楽しかったです。受け身がヘタで、身体も動かなくて大した技もかけられませんでしたが、戦っている間は楽しかった。あの時ほど、「ああ、スカウトされた時に柔道やっとけば良かった。」と強く思ったことはありませんでした。
よくよく考えたら、今の仕事も柔道できる方が面白いと思ったんです。投げられても受け身取れる分、投げる方も安心だし、上手に相方を投げられたら、それはそれでネタにできるし、可能性大です。
プロレスラーの方にも、私の体格はプロレス向きだとお墨付きを頂きました。ポテンシャル大な身体なのです。
しかしながら、柔道をはじめるチャンスがあったあの時、私がハマっていたのは「宝塚歌劇団」でした。
男役さんにうっとり。きらびやかな舞台にうっとり。学校帰りに田んぼ道を爆走しながら、「薔薇は薔薇は〜♪」と歌うのを日課にしていました。何やってるんだよ。柔道やっとけばいいのに!
オリンピックでの選手たちの闘志みなぎる瞳、輝く汗、涙、想いをたくさん拝見しました。そのひたむきさをカッコイイと思いました。
そしてそれを支えたご家族のサポートも胸を打つものがありました。子どもがやりたいことを全力で応援するって根気がいりますよね。
そういえば、私も「演劇やりたい」とか「お笑いやりたい」とか言い出して、その度に両親を困らせていたと思いますが、最後まで応援してくれたからこそ、今があるんだなぁと改めて思いました。
私も根気強い親にならねばですね。
白鳥久美子(しらとり・くみこ)
1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。