• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしを作る。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。産休中にばっさり短くした髪と苦闘する白鳥さん

    短い髪の毛ほど……

    髪の扱いに困っています。

    と言いますのも、子を産むからには、髪が長いと洗うのも乾かすのも大変だ。という理由で、産休に入ってから髪をばっさり切ったんです。ついでに髪の毛は寄付しました。

    画像1: 短い髪の毛ほど……

    切った当初は、シャンプーはこんなに少ない量で済むのか、髪を乾かすのはこんな短時間で済むのかと、いちいち感動していました。

    なんならもうベリーショートにしたい。おじさんかおばさんか分からないほどのスポーツ刈りでもいい。そしたらどれほど楽でしょう。

    しかしあれから2ヶ月ほどたち、今は髪の毛が邪魔で仕方ありません。イライラしております。楽なのはお風呂の時だけだったのでしょうか。

    結んでも、どうしてもこぼれる髪の毛が顔にかかって痒い。伸びてきた髪がボリューミーで頭がでっかくなりました。そうか、短い髪の毛ほど美容室に行ってお手入れしなくてはいけないのですね。

    とはいえ、すぐさま美容室には行けないので、もう自分でなんとかするしかないと思い、子供が寝た隙を狙って、まずは前髪をカットしました。ガタガタだけれど、目にかからなくなったのは大変よい。

    短い髪のよいところを意地でも見つけてやりたい私は、おしゃれアレンジにも挑戦しました。流行りの外巻きにします。その出来上がりをどうぞご覧ください。

    画像2: 短い髪の毛ほど……

    なにこれ! アニメのキャラクターじゃないんだから! メガネと相まって、「8浪してますが東大目指してます。」って感じの浪人生っぽい。オシャレじゃない。なんか妙にアニメっぽい。

    私は焦りました。この中途半端な髪の毛、手に余ります。もう嫌だ。もう丸刈りにしてやる。別な意味でスポーツ刈りにしてしまいそうです。

    それからの私は子供の寝た隙を狙って、動画で髪型アレンジを観て勉強の日々。コテを使って巻いたり、くるりんぱで結んでみたり、引っ張ったり、丸めたり。なんかを塗ったりやめたり。

    そんな努力の結果、行き着いた髪型がまさかのアレでした。はい。ばっさり髪を切る前の私の髪型。三つ編みです。

    画像3: 短い髪の毛ほど……

    なんなんでしょう。結局落ち着くのが三つ編みって。それなら切らないで伸ばしておけばよかったじゃないか。いや、でも私は冒険したかったんだ。気分変えたかったんだ。

    でも、その冒険に出て分かったのが、「三つ編みってめちゃくちゃ楽」という真実でした。

    テレビの仕事でも5分あれば自分で結べるので、メイクさんいらずで手間をかけません。

    どんだけボサボサに伸びても、キュッとまとめてギチギチに結んでしまえばどうにかなるので楽です。

    ああ、なんということでしょう。楽な髪型を探す冒険に出て、見つけた答えが以前の自分の三つ編みだったなんて。なんかそんな童話がありませんでした?

    まだ長さが足りないので、早く伸びろ伸びろと毎日願っています。なにやってるんだか。

    辛抱しきれなくなったら、この際おじさんと見間違えられてもいい。本気でスポーツ刈りの出番かもしれません。



    画像4: 短い髪の毛ほど……

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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