チャリティのために始まったオープンガーデン
コッツウォルズ、あいかわらずのお天気でおひさまが眩しかったり、雨がしとしと降ったりですが、春から夏の季節、ツバメが巣をつくり、花がいっせいに咲き始め、とくにロックダウンが長く続いた後なので、すべてが新鮮に感じられます。
そんななか、去年、中止となったイベントのひとつ、オープンガーデンが少しずつ再開されました。今回は、近隣の村のオープンガーデンをご紹介したいと思います。
ガーデニング大国イギリスで始まったオープンガーデン、1920年代に看護師さんたちを支援するのが目的で始まり、一般の方々に個人の庭を開放し、ささやかな入場料の収益を寄付するという仕組みです。いまでは、さまざまなチャリティ団体に収益が送られています。
チャドリントン村のオープンガーデン
![画像: チャドリントン村のローズガーデンの庭](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/10/19/a2bc6f2613dc1a53bfeb248cedde7113886a62ec.jpg)
チャドリントン村のローズガーデンの庭
今回紹介するのは、チャドリントン村のオープンガーデンです。この村のお肉屋には、毎週のように通っていますが、村をゆっくり歩くのは、初めてでした。歩くことで、村の雰囲気もつかめます。
1軒目のお宅で、5ポンドの入場料を払い、シールをもらい、胸に貼り、庭の特徴などの説明を受け、ちょっとした挨拶を交し、スタートです。
この村では、全部で7軒がオープンガーデンに参加していて、それぞれの個性が出ています。そのなかの1軒はローズコテージのお庭です。細く長く続く庭と草花は自然そのもの。どんどん庭の奥に進んでいくと、ニワトリが飼われています。
![画像: ローズガーデンのニワトリ小屋、毎朝 新鮮なたまごを産んでくれるそう](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/10/19/0f42756432ec819871e57534a40aa370202df17b.jpg)
ローズガーデンのニワトリ小屋、毎朝 新鮮なたまごを産んでくれるそう
木が生い茂り、先に何があるのか、とてもワクワクしてくる庭です。あちこちに、さりげなく飾られているアンティークのジョウロもとても愛嬌があります。
![画像: チャドリントン村のオープンガーデン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/10/19/92ba932344c03eb8edea20d7e83e23a2db97e005.jpg)
![画像: 庭のあちこちに飾られたアンティークジョウロ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/10/19/d54c88532452f93e4d27026e9a241e845bb7988c.jpg)
庭のあちこちに飾られたアンティークジョウロ
![画像: ローズガーデンの真ん中あたりにあるアーチ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/10/19/c9d88c8375f82d2cb482fb936b7a7ae69a287b0a.jpg)
ローズガーデンの真ん中あたりにあるアーチ
![画像: ローズガーデンの元気なワスレナグサ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/10/19/2689f716770d1b29666cbde849046b5991ca25c4.jpg)
ローズガーデンの元気なワスレナグサ
少しフォーマルな庭も紹介しましょう。大きな庭には、小川が流れていて、小さなボートがあります。その横の大きな木には、広がる景色をいっぱい楽しみながら乗れるブランコ。その先には、お茶ができるスペースへと続きます。
![画像: 大きな庭に流れる川を利用して作られた池と小さなボート](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/10/19/7754ffd1ba427be12eb1afe7e736b0299f252d45.jpg)
大きな庭に流れる川を利用して作られた池と小さなボート
![画像: コッツウォルズのなだらかな丘陵を見ながら乗れるブランコ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/10/19/45e5bad83eb0a124db31b39fe1b398a7085c0b7e.jpg)
コッツウォルズのなだらかな丘陵を見ながら乗れるブランコ
![画像: 庭のなかの、お茶ができる東屋](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/10/19/033bd565598d6f2e6d2b0daf233ae788a69214f3.jpg)
庭のなかの、お茶ができる東屋
![画像: チャドリントン村のアンティーク雑貨が飾られた庭](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/10/19/79d3b6ffb0e58c202b65d8c3e23a72f2ff5ab0ff.jpg)
チャドリントン村のアンティーク雑貨が飾られた庭
![画像: 玄関ドアの周りにもたくさんの植木鉢が飾られた、チャドリントン村のお宅](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/10/19/aa6c6c1689eb6a2a0905653e298082def0c55bc8.jpg)
玄関ドアの周りにもたくさんの植木鉢が飾られた、チャドリントン村のお宅
ほかにも、アンティークを上手に利用している庭などもあり、とても楽しいオープンガーデンでした。
<撮影・文/コヅエ ガーナー>
コヅエ・ガーナー
神戸市出身。イギリス・コッツウォルズ在住。ソフトファニシング・インテリア、風水インテリアデザイナー。2008年からMistyInteriorをスタートし、ロンドンを中心に活動している。
![画像: MISTY INTERIOR – Misty Interior will create your "space" to colour your scenes.](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/10/19/7224d2f15902e8577aca3303b8f47be056d8c6a9_xlarge.jpg)