• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしを作る。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。今回は、赤ちゃんを産んで2か月、めまぐるしく変わる娘の様子を観察する余裕が出てきた白鳥さん

    泣くこと、笑うこと

    子どもが生まれてから2ヶ月が経ちました。毎日、笑ったり泣いたり感情めまぐるしいです。初めての育児。分からないことだらけです。

    少し慣れてきたかと思うや否や、赤ちゃんも成長して以前とは違う動きを見せてくるので、今までの方法では通用しなくなったりして。ふんがふんがと鼻息荒く過ごしている私です。

    まだ大半は寝ている赤子ですが、お腹が空いたりすると泣き出します。「ふんぎゃ……」という声がしたので、泣くぞと思い顔を覗き込むと「ふひゃひゃひゃひゃ!」と笑っていた時には驚きました。

    赤ちゃんって、眠りながら笑うんですね。まだ生まれてから2ヶ月しか経たないのに、どんな面白いことがあったんでしょう。

    むしろ2ヶ月しか経たないからこそ、面白いことがあるのかしら? 想像しかできませんが、羨ましいなぁと思います。

    画像1: 泣くこと、笑うこと

    だって私といえば、寝ている間も歯を食いしばって寝ています。寝たのに「疲れた……」と言って目覚めます。

    夢見て「ふひゃひゃひゃひゃ!」と笑ってみたい。赤子のように全身脱力して布団に沈み込んでみたい。

    最近は「うーあー」と声を出すようになりました。言葉にならない音なんですが、まぁ感情豊かで笑ってしまいます。

    ご機嫌に「うえいえい!」と発する時もあれば、「やいやいやい!」と明らかに抗議の声を上げている時もあります。こんな小さい身体に色んな感情が湧き上がってきているんだと思うと、それも面白いなぁと思います。

    泣いている時も、以前はあたふたしていたんですが最近は観察する余裕が出てきました。

    顔を真っ赤にして、全身から絞り出すように声を出す姿を見ると、すんごいパワーだなと感心してしまいます。

    画像2: 泣くこと、笑うこと

    一度、私も同じようにやってみようと思い、顔に力を入れて大声で「うわーん!!」と言ってみたら、次から次へと涙が出てくるではありませんか。

    何がそんなに泣けるのか分からないんですが、泣けて泣けて。またそれが、泣いたらすごいスカッとしたんです。

    赤ちゃんが泣いたあとケロッとしている意味がわかった気がしました。嫌な気持ちは「うわーん!」と泣いて吐き出したら、きっと、どってことないものになるんです。

    大人は頑張って身体に溜め込みすぎなのかもしれません。人のいない時に赤ちゃんのように「うわーん!!」と大げさ声を出して泣いてみるのはアリかもしれませんよ。

    他にも、泣いている時にこちらが「アハハハハ!」と笑うと、赤ちゃんがつられて「ふひゃひゃひゃひゃ!」と笑うことに気づきました。

    嫌なことがあったときに隣で爆笑してくれる人がいると、楽しくなっちゃう時ってありますもんね。

    赤ちゃんの時からそんな感情があるのかなぁ、と思うと、笑いの力ってすごいなぁとしみじみしてしまいました。

    画像3: 泣くこと、笑うこと


    画像4: 泣くこと、笑うこと

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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