＊＊＊
ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
スニーカーを楽しむ3つのポイント
自分好みの色使いやデザインのスニーカーを、思う存分楽しむためのちょっとしたポイントを上げていきます。
◆上からの見た目
スニーカーを選ぶとき、私が重要視しているのが、上から見たとき好みかどうか。
スニーカーに限らず、シューズ類はすべてそうですが、履いているとき、自分が見るのは上から。
上から見たとき好みのタイプを選べば、ちょこちょこ目に入ってきて、1日いい気分で過ごせます。
左から
MESTARI 13,200円／カルフ（シードコーポレーション）
FRENCH MILITARY TRAINER 25,080円／リプロダクション オブ ファウンド（アイ ファウンド）
CAMPO 22,000円／ヴェジャ（シードコーポレーション）
GERMAN ARMY TRAINER 31,900円／ノヴェスタ ジャパン
私がとくに気にするのは、色味はもちろんのこと、靴ひも部分の左右の幅。
ひもがかかる幅が狭いほうが、繊細な感じがして好みです。
ご参考までに。
とはいえ、コーディネート全体のバランスを考えると、横から見たときのデザイン、配色も重要。
ソール部分の配色、ロゴの目立ち具合なども、忘れず確認を。
◆困ったときの白スカート
好みのスニーカーが見つかっても、やはりどうしても、コーディネートをつくれるか心配になってしまうかもしれません。
そんなときは、白のロングスカート。
どんなタイプのスニーカーとも合う最強のアイテムです。
左）ESPLAR 19,800円／ヴェジャ（シードコーポレーション）
右）FRENCH MILITARY TRAINER 25,080円／リプロダクション オブ ファウンド（アイ ファウンド）
白のスカート2枚とも／スタイリスト私物
コットンでもリネンでもサテンでも、素材は、自分のコーディネートに取り入れやすいもので大丈夫。
白のスカートを軸にコーディネートを考えてみてください。
そして、スカートにスニーカーを合わせるときは、マキシまで行かなくても、長めの丈のものを選ぶのがお約束。
脚が見えすぎると幼い印象になり、おしゃれ度は一気に下がるので注意が必要です。
◆長めのタン
足首がちょっと太めだったり、逆に細すぎたりすると、足首を見せてスニーカを履いたとき、バランスを取りにくいことがあります。
そのタイプの人には、タン（ベロ）が長めのスニーカーがおすすめ。
長いタンが足首にかかり、目くらましをしてくれるので、繋がりが良くなることがあります。
ぜひ一度試してみてください。
レザーコンビレースアップ 42,900円／サス（プレインピープル青山）
来月もお楽しみに！
【問い合わせ先】
◆アイファウンド｜03-6434-7418
http://www.eye-found.com/
◆シードコーポレーション｜03-6709-9662
https://www.veja-store.com/ja_jp/
http://japan.karhu.com/
◆ノヴェスタ ジャパン
https://novesta.jp/
◆プレインピープル青山｜03-6419-0978
https://www.plainpeople.jp/
＜スタイリング／植村美智子 撮影／山田耕司＞
植村 美智子（うえむら・みちこ）
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'（リルティン）」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』（マイナビ出版）、電子書籍『「今の自分」に似合う服』（扶桑社）などがある。
https://uemuramichiko.com/
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
※ ※ ※
