(『毎日食べて体すっきり 野菜の酢漬けと展開レシピ』より)
青唐辛子の酢漬けのつくり方
青唐辛子はピリッと辛くてさわやかな香りが魅力。酢漬けにすると辛みが適度に抜けて食べやすくなり、東南アジア風の味つけや辛みのちょい足しに重宝します。
材料(つくりやすい分量)
● 青唐辛子(辛みが強いものほど香りも強い) | 20本 |
● 米酢 | 1カップ |
つくり方
1 青唐辛子はへたを切り落とし、約2mm幅の小口切りにする(種ごと使う)。
※辛み成分のカプサイシンが皮膚につくとヒリヒリすることがあるので、 心配な場合はゴム手袋をして切るといい。
2 清潔な保存袋(または厚手のポリ袋)に1 と酢を入れ、冷蔵庫で最低1日漬ける。長く漬けるほど辛みが抜けていく。
保存期間:冷蔵で3カ月
青唐辛子の酢漬けを使って
セロリと豚肉の酢漬け青唐辛子炒め
材料(4人分)
● セロリ | 1本 |
● 豚バラ薄切り肉 | 200g |
● うす口しょうゆ | 大さじ1/2 |
● 塩・こしょう | 各少々 |
●青唐辛子の酢漬け | 大さじ2 |
● サラダ油 | 大さじ1/2 |
つくり方
1 セロリは茎は斜め薄切り、葉は茎の細い部分とともにざく切りにする。豚肉は2cm幅に切る。
2 フライパンにサラダ油を中火で熱し、豚肉を炒める。色が変わって脂がしみ出したら、セロリの茎を加えてざっと炒める。仕上げにセロリの葉、うす口しょうゆ、塩、こしょう、青唐辛子の酢漬けを加え、強火で水分を飛ばしながら手早く炒める。
point
・青唐辛子の酢漬けは、豚バラ肉のような脂が多めの食材と合わせると真価を発揮します。脂っこさをさっぱりとさせ、脂の甘みを引き立てます。
・うす口しょうゆをナンプラーに代えると東南アジア風の味に。
・セロリは豚バラ肉と炒めると、葉までおいしく味わえて、残さず使いきれます。
青唐辛子の酢漬けを使って
酢漬け青唐辛子のパクチー焼きそば
材料(4人分)
● 中華麺(蒸し麺またはゆで麺) | 2玉 |
● パクチー | 2〜3株 |
● 長ねぎ | 1/2本 |
● 豚ひき肉 | 100g |
● オイスターソース | 大さじ1と1/2 |
● うす口しょうゆ | 大さじ1/2 |
● 塩・こしょう | 各少々 |
● 青唐辛子の酢漬け | 大さじ1〜2 |
● サラダ油 | 大さじ2 |
つくり方
1 パクチーはざく切りにし、長ねぎはみじん切りにする。
2 フライパンにサラダ油を中火で熱し、ひき肉をよく炒めて脂とうまみを引き出す。オイスターソースを加えて香りが立つまで炒め、中華麺をほぐし入れ、袋の表示どおりの水を加えて混ぜ、麺になじませ、水分を飛ばすように炒める。
3 うす口しょうゆ、塩、こしょうを加えて味をととのえ、仕上げに長ねぎを加えてざっと混ぜる。
4 器に盛り、パクチーを散らす。青唐辛子の酢漬けをかけ、和えて食べる。
point
・ソース味の焼きそばに飽きたら、こんな変わり焼きそばはいかが? 味のベースはオイスターソース。パクチーをたっぷり混ぜて、青唐辛子の酢漬けをかければ大人向けのおつな味に。
・パクチーが苦手な方は、にらを使うのがおすすめ(長ねぎと同じタイミングで加えて)。
本記事は『毎日食べて体すっきり 野菜の酢漬けと展開レシピ』(エムディエヌコーポレーション)からの抜粋です
<撮影/福尾美雪>
野口真紀(のぐち・まき)
料理研究家。大のお酢好き、酸っぱい料理好き。身近な材料で気軽に作れて、栄養や健康の面にも配慮した愛情あふれる“お母さんの味”に定評がある。『ぱらぱら きせかえ べんとう』(アノニマ・スタジオ)、『パスタとサラダ』(主婦と生活社)、『家族でごはん12か月』(新星出版社)など、著書多数。5月20日に、新刊『毎日食べて体すっきり 野菜の酢漬けと展開レシピ』(エムディエヌコーポレーション)が発売になったばかり。
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