(『天然生活』2020年7月号掲載)
小物で“夏っぽく”を楽しむ
暑さが厳しくなるにつれ、キッチンに立つのもおっくうになりがちです。
テーブルの風景を楽しむことで、料理のモチベーションをアップさせましょう。
漆器にざると手ぬぐいを合わせカジュアルに
お正月用などの漆椀があるならば、夏の麺類に活用を。
ざるや手ぬぐいと合わせると、軽やかになって、普段使いにもなじむように。
ざる+手ぬぐいだけでも、日本の夏らしいテーブルが楽しめます。
ガラスのコップはデザートや前菜にも似合う
夏用にガラスの器をわざわざそろえなくても、手持ちのコップでコーディネート。
デザートはもちろん、総菜を盛りつけて前菜風にしたり、スティックサラダを立てたりして、ふだんの一品も涼しげに。
ついでに見直し乾物レスキュー
乾物が湿気ってしまう前に、使い切るひと工夫を。
いりこは、酢、とうがらしに日ほどつける。ラーメンに足すとうま味が出てさっぱりするほか、エスニック系料理の味つけやドレッシングにも活躍。
しいたけと昆布は、しょうゆと、しょうゆ1/4量の煮切りみりんに日ほどつけておくと、だししょうゆに。倍に薄めて麺つゆに。煮物の味つけにも。
乾物の湿気を飛ばしたいときは、ざるに並べて天気のいい日に2〜3時間、天日干しをします。その後は、なるべく早く使い切るように。
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<スタイリング・撮影/minokamo 構成・文/石川理恵>
minokamo(みのかも)
岐阜県美濃加茂市出身にちなんだ名前で活動。「ごはんで町を元気に」をテーマに、地域の食材を生かした料理を提案するほか、各地の郷土料理を取材している。
公式サイト:http://minokamo.info/
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです