• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。仲良し芸人のまぁこさんから美しい桃の剥き方を教わって、すっかり夢中の白鳥さん。

    私に桃を剥かせていただきたい

    地元福島の知人から桃が届きました。

    福島の人はカリッとした桃を食べると言われます。当たり前に食べていましたが、普通はあまり食べないんでしょうかね? でも私は歯茎だけでいけちゃうような、柔らかい桃も大好きです。

    画像1: 私に桃を剥かせていただきたい

    さて、桃と言えば、みなさんはどうやって剥きます? 我が家では昔から、母が皮を剥いて、そこから桃を削いでいくように切ってお皿にのせていく。そしてそれを弟と奪い合うように食べる。というスタイルでした。

    それか、台所のシンクで皮を剥きながら豪快にかぶりつく。なんなら、かぶりつきが1番美味しい食べ方だと、うちの爺ちゃんなんかは豪語していました。

    そんな桃の食べ方が普通と思っていたんですが、世にはキレイに桃を剥く人がいるもので。そんな桃はお店でしか拝見できないと思っていましたが、ある日革命が起きました。

    仲良し女芸人のまぁこさんが、「すごい桃の剥き方を見つけた。」と言って、その様子を撮影して動画を見せてくれました。

    画像2: 私に桃を剥かせていただきたい

    まずキッキンバサミを桃のおしり側に突き刺し、タネの周りの繊維を切りながら一周していきます。そしたらハサミでタネをつかみ、くるりとねじって回転させて引っ張るとポン! とタネがキレイに取れるのです。その後は皮を剥いて丸いまま食べてもオッケー、カットしてもオッケー。キレイな桃が堪能できます。

    これには感動しました。桃のタネを避けて切ると削いでいくパターンが1番楽だったんですよね。それにすぐ変色しちゃうというのもあって、見た目よりも鮮度重視の切り方になっていました。

    なのにこのやり方といったら簡単な上に、王冠かな? と思う美しさではありませんか。

    桃は好きだけど剥くのがめんどくさい。と思っていた私でしたが、これを教えてもらってから、むしろやらせいただきたい。そして、それを見た人に感動してもらいたい。と思うようになりました。

    なのに、うちの夫ときたら、当たり前かのようにペロリと食べてしまい、ムッ。だったら削いたのを出せばよかったわ。

    さて桃がキレイに剥けるようなったので、ちょっとだけアレンジしてみました。「桃モッツァレラ」です。非常に白ワインが飲みたくなりました。

    画像3: 私に桃を剥かせていただきたい

    いや、これはもしかして福島の日本酒とも合うかもしれません。

    または丸いままで、タネがあった空洞の部分にクリームとかスポンジを入れて、「桃まるごとかと思ったらケーキになってた!」みたいなスイーツをつくるのもありかもしれませんね。

    家で食べる桃の可能性がグッと広がり楽しみが増えました。ま、夫には削いだ桃を出しますがね。



    画像4: 私に桃を剥かせていただきたい

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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