55歳の変化 〜ひとり暮らしが始まりました
こんにちは。インテリア雑誌のライター&編集を経て、現在はインスタグラマーとして活動をしているしょ~こと申します。
この度、私、55歳、ひとり暮らしを始めました。
築45年のレトロな団地風マンションに娘とふたり暮らしをしていました。でも、ついに二十歳の娘が夏の終わりに巣立つことに。かねてから計画していたカナダへの留学をするために旅立ったのです。ということで、55歳にして30年ぶりのひとり暮らしがスタートしました。
娘は3人きょうだいの末っ子で、唯一の同性。だからここ数年は娘というよりも友だちのような親子関係でした。それゆえに、以前から計画していたこととはいえ、娘がいなくなったあとのポッカリ感といったら……。
そんな思いを切り替えようと、娘の部屋だった和室を模様替えすることにしました。寂しさに浸るより、目の前の景色を変えることで気分を変えようと思ったのです。
これからの日々に寄り添う、私の模様替え〜娘の留学。その後に
さて、どこから手をつけようか。寂しさを紛らわすべき、インテリアを思い切り、楽しみます。
どんな流れで模様替えをしたかをまとめてみますね。
私がしたこと
【模様替え1】部屋のリセット
まず初めに、私がしたことは「部屋をいったん空っぽにする」ことでした。
もともとは窓辺には、娘の勉強机とベッドを置いていました。ベッドはリサイクル業者の方に取りに来てもらい、机と椅子は別の部屋に移動させることに。まずは部屋を空っぽにすることで、頭を柔らかくして次の空間のイメージをより自由に描ける気がします。
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【模様替え2】カーテンを変える
窓辺の黒の遮光カーテンを白いガーゼに
娘がなかなか外してくれなかった黒の遮光カーテンとはおさらば。柔らかいガーゼの布を切りっぱなしでピンチで挟みました。これだけで、部屋はかなり明るい印象に。
部屋の間仕切りにポシャギを活用
以前はリビングとの仕切りにガーゼの布を使っていましたが、韓国の暮らしの布、ポジャギにチェンジしました。これでぐっと味わいのある雰囲気に。
【模様替え3】 部屋のテーマを決めて、ものを選ぶ
どんな空間にするかはずいぶん前から妄想していました。インテリアのテーマはいろんな国の民族的なアイテムを集めた“フォークロアミックス”なくつろぎスペースです。
ヴィンテージラグはイランやパキスタン、アフガニスタンなどの国に住むバルーチ族のもの。小さなテーブルは、韓国のソバンと呼ばれるもの。苔玉を置く台にはアフリカのセヌフォスツールを使いました。
同じ古いもの同士だからか、手仕事の温もり感なのか、フォークロアなものと和室って意外と相性がいいものですね。模様替えは大成功!
私の模様替え
どんな模様替えでも、私のやり方は同じ。やることは3つだけ
①空間を空っぽにする
②カーテンやラグなどベースになるものを変える
③家具や小物をそろえる
ポイントは、統一感を出すために頭の中で明確なイメージを作ってからものを買うことです。
それでは同じアングルで、ビフォーアフターがどれだけ変わったかを比べてみてください。
新しいわが家
ダイニング側の景色
Before
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After
壁側の景色
Before
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After
かなり印象が変わりましたよね。ここでゴロンと横になり、空を眺めたりおやつを食べるのが楽しみなひとときになりました。この場所にいるだけで癒されるので、寂しい気持ちもちょっとは薄らいだ気がします。
新しい空間を作ることはいい気分転換になりますね。気分が上がらないときに模様替えしてみるの、とってもおすすめです。
<撮影・文/大野祥子(https://www.instagram.com/shosworks/)>
しょ〜こ(大野祥子)
フリーランスでインテリア雑誌のライター&編集歴20年。過去のおもな活動は「暮らしのまんなか」や「Come home!」など。インスタグラムで団地暮らしや日々の見直しを発信するうち、2年半でフォロワーが16万人に。10/14初著書『不要なものを手放して、50代からは身軽に暮らす 自分、おかえり!』(主婦の友社)を出版予定。オリジナルのデジタルZINE「しょ~こジャーナル」も販売中。アカウントは@shosworks
Instagram:@shosworks
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