• 「好き」の変化は進化なんです、と語るパン店「ダンディゾン」「ギャラリーフェブ」店主の引田かおりさん。好きに囲まれながら過ごすことで、毎日がHAPPYに。そんな気持ちのいい暮らしをつくるための考え方を、引田さんの「好き」が詰まった日常を切り取った写真とともに紹介します。
    (『SCRAPBOOK 私を作る愛しい日常』より)

    想像力は無限大。私は考えることが好き

    考えるということについて考えてみると、 私はたいてい考えるより先に感じます。

    好きとか嫌いとか、嬉しいとか悲しいとか。 そういう感情をどうしてそう感じたのか、深く観察することが、 考えるということのきっかけなのかもしれません。

    だんだん複雑になる数式、サインコサインが自分の人生に役立つ日が来るのだろうかと誰もが学校の勉強に疑問を感じた時期があると思います。振り返って思うことは、 全ての勉強は考えるという訓練につながっていたんだなということです。

    考えて答えを導き出す練習をしていたに違いないと思うのです。 歴史を学び、歴史を振り返ることで、今の自分が抱える問題の解決の糸口に気づいたり、ぐるぐる迷宮入りしそうな悩みに終止符を打てたりするヒントがあるのです。

    何を考え、何にチャレンジしてもいい自由な世界に今私たちは生きています。

    画像: 考えすぎると頭皮が硬くなります。頭の筋肉痛には、マッサージが必要です。自分でやるのもいいけれど、時にはやさしい人の手が最高

    考えすぎると頭皮が硬くなります。頭の筋肉痛には、マッサージが必要です。自分でやるのもいいけれど、時にはやさしい人の手が最高

    画像: 朝は必ず新聞を読みます。夫婦で同じ新聞を読んでいてもそれぞれ気になる記事が全然違う面白さ。月に一度の休刊の日、会話も少なめ。手持ちぶさたの朝

    朝は必ず新聞を読みます。夫婦で同じ新聞を読んでいてもそれぞれ気になる記事が全然違う面白さ。月に一度の休刊の日、会話も少なめ。手持ちぶさたの朝

    しかし自分の考えを人に強要することが争いにつながることも、逆にまた、いろんな考えと共存することができれば 世界が平和に近づくことも知っています。

    「それでも地球は回っている」地動説を唱えて裁判にかけられたガリレオがつぶやいたとされる言葉です。

    数百年前、誰もが信じていた天動説に疑問を感じて真実に近づこうとした勇者ガリレオ。このことを思うとき、真実だと信じていることの危うさをいつも考えてしまいます。私が今信じていることも危なっかしいかもしれないんだなぁって。

    生まれてくることが悲劇で、死ぬことが、苦しみのない愛に包まれることかもしれない。そう、想像力は無限大なのです。私は考えることが好きです。

    画像: 空を見上げます。雲の形、月の形、星の瞬き、そして深呼吸。ありきたりだけどちっぽけな私。でも一生懸命生きてる私

    空を見上げます。雲の形、月の形、星の瞬き、そして深呼吸。ありきたりだけどちっぽけな私。でも一生懸命生きてる私

    画像: シワシワが伸びてきれいになる。アイロンがけは無我の境地。決して上手ではありませんが好きな作業の一つです

    シワシワが伸びてきれいになる。アイロンがけは無我の境地。決して上手ではありませんが好きな作業の一つです

    こういうことなんじゃないかなぁといつも夫や子供たち、友人と忌憚のない考えを交換します。そこには思いもかけない驚きや発見があって、とっても面白い。頭の中ほど自由な場所はありません。

    考えすぎてくたびれていると、「下手の考え休むに似たり」と言われてしまうんですけどね。

    本記事は『SCRAPBOOK 私を作る愛しい日常』(清流出版)からの抜粋です


    引田かおり(ひきた・かおり)

    画像: ©️atsushi kondo

    ©️atsushi kondo

    1958年目黒生まれの博多育ち。B型・射手座。2003年より吉祥寺でパン屋ダンディゾンとギャラリーフェブを経営。還暦すぎて自分の好きとワクワクを最優先。娘一家との二世帯暮らしを楽しんでいる。著書に『「どっちでもいい」をやめてみる』(ポプラ社)『青空 そよかぜ 深呼吸』(大和書房)他多数。近著『SCRAPBOOK 私を作る愛しい日常』(清流出版)が好評発売中。

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    『SCRAPBOOK 私を作る愛しい日常』(清流出版)|amazon.co.jp

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