ずっと悩んでいる腰痛と向き合う
なかなかベッドから抜け出せない寒い朝が続きますね。
愛犬を湯たんぽにして丸く縮こまって寝ているのでしょう、毎朝背中と腰がぎしぎしで「アイタタタ〜ッよっこらしょ!」と言いながらどうにかこうにか起き上がっています。
元々わたしはひどい腰痛もち。店を営んでいた時は月に2〜3回定期的に鍼灸院に通い、店に立って動きまれるよう痛みをとってもらっていました。
気づくと体のメンテナンスはもう半年ほど行ってない。先日「おひさしぶりです」と先生に恐る恐る挨拶して診ていただくと「なんでこんなになるまでほっといたのかー!」と叱られてしまいました。
長時間の立ち仕事で悲鳴をあげていたわたしの体は、今は長時間の座り仕事で悲鳴をあげているらしい。なるほど〜。
「まずは運動をしなさい。桜井さんは激しい運動は長続きしないから(よくおわかりで)歩くことから始めなさい」って。
そうなんです、わたし運動をまったくやっていないのです。歩くのもあんまり好きではなくすぐ乗り物に乗っちゃうの。パリに行ったら1日20,000〜30,000歩とか平気で歩くのにね。
で、2023年は『歩く』ことから始めます!と、ここに宣言します。
1日目標6000歩
今のところ先生に言われた通りお腹に力を入れて(おしりの穴も)、1日目標の6,000歩は続いています。最近ちょっとずつですが歩くのが楽しくなってきました。
バスに乗っていたら気づかなかったカフェを発見したり、パン屋さんに寄り道したり、こんなところに花壇があったんだ〜と立ち止まって癒されたり、なによりお散歩あとのコップ一杯の水が最高に美味しいったらない。
お腹も空いて、おやつだって「歩いたもんね」って罪の意識が半分に。太陽からもエネルギーをたっぷりもらって体の外からも内からも調子がいい。
お肉屋さんの前を通ってもし「コロッケ揚げたてだよ〜」って聞いたら買わずにはいられないし、エコバックいっぱいにおやつも買い込んじゃうし、お散歩すると健康になるのと比例してお金も使っちゃうけど、まぁそれもよしってことで。
毎日の小さな楽しみをみつけた感じです。
小さな楽しみがいっぱいあるのって、大きな楽しみがひとつあるよりうんといいよね。
読んでくださってありがとー!
桜井かおり(さくらい・かおり)
文筆家。大手損害保険会社のOLを経て、東京・代官山「クリスマスカンパニー」にアルバイトとして勤務。その後、系列店のテディベア専門店「CUDDLYBROWN」で店長を務める。2001年3月、東京・松陰神社前で「カフェロッタ」をオープン。心のこもった接客に、全国からお客様が足を運び、お客様から相談やお手紙をもらうことも多かったそう。「カフェロッタ」は2021年9月末に建物老朽化のため、惜しまれつつ閉店。いまは、文筆業や、買い付けなどを行う。著書に『カフェロッタのことと、わたしのこと』(旭屋出版)、『愛してやまないカフェロッタのことと、わたしのこと』(旭屋出版)がある。
インスタグラム:@kaorilotta
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