ボトムスを固定し、トップスをどんどんチェンジ
手持ちのアイテムでいつもと違う組み合わせの、新しいコーディネートをつくっていきます。
アイテムたちをしっかり見ていけば、いままでとは違うコーディネートがつくれるはずです。
まだまだ寒い季節のおしゃれを楽しみましょう。
おすすめは、ボトムスを軸に考えていく方法。
ボトムスは固定。
トップスをどんどんチェンジしていきます。
今回は、古澤さんらしい、このフラワープリントのパンツで考えていきます。
柄ものと聞くと、難しそうに感じる人も多いかもしれませんが、柄もののパンツは、無地のパンツよりも、簡単にあか抜けたコーディネートをつくることができます。
このパンツもたくさんの色が使われているので、合わせられるトップスがいくつかありそうです。
まず、いつものコーディネートからです。
◆グリーンのニット
古澤さんのいつものコーディネート、グリーンのニットを合わせます。
【OK】
柄のなかのポイントとなっている色を拾うと、華やかなコーディネートができ上がります。
とってもお似合いです。
◆黒のニット
ベースの色とグラデーションになる、黒のニットも合わせられそうです。
【OK】
しっとりシックな印象になりました。
グリーンのニットと色違いのこのニット、バランス的にも問題ありません。
◆ロゴスウェット
同じくベースの色とグラデーションになる、グレーがベースのロゴスウェットを合わせてみます。
【NG】おかしくはないが、着用者と雰囲気がしっくりこない
おかしくはないのですが、いまの古澤さんには少しやんちゃすぎるコーディネートのようで、あまりしっくりきません。
無地のスウェットに変更してみます。
◆白のスウェット
無地の白のスウェットを合わせます。
【OK】
やんちゃさが減り、いまの古澤さんになじむコーディネートになりました。
着丈が少し短めで、ふんわりやさしい印象です。
こちらのほうがよさそうです。
グレーのパンツのコーディネートが3つになりました。
今回は、トップスと靴のみを合わせていきましたが、アウターや小物類も合わせておけば、より毎日がスムーズになります。
アクセサリーをコーディネートによって変えている人は、一緒に考えていってみてください。
次回は、ジャンパースカートを使って、新しいコーディネートをつくっていきます。
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「おしゃれのABC」とは……
ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
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＜スタイリング／植村美智子 撮影／山川修一＞
植村 美智子（うえむら・みちこ）
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'（リルティン）」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』（マイナビ出版）、電子書籍『「今の自分」に似合う服』（扶桑社）などがある。
https://uemuramichiko.com/
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
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