• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。子どもには自由に遊んでほしい、と願う白鳥さん。娘を連れて、子どものためのアートスペースへ出掛けます。

    子どもの遊び心をめいっぱい解き放つ「アートな遊び場」

    子どもが自由にアートを体験できる面白い施設があると聞いて、築地にあります「築地クリップ」さんに行ってきました。

    こちらの施設は、子どもが汚れようが壁や床を汚そうがなんでも自由。心のおもむくままに、絵の具をぶつけて下さいというのです。

    その他にも粘土遊びがあったり、釘やネジ、木の板、トンカチなんかがあって自由に作品をつくることができます。

    なんて面白そうなんでしょう。

    画像1: 子どもの遊び心をめいっぱい解き放つ「アートな遊び場」

    私はいつも、子どもには自由に遊んでほしいと思いながら、少しでも汚すと、「あ~あ~」なんて情けない声を出して、子どものやる気を削いでしまっていました。

    どんなふうに遊ぶのか見てみたいという気持ちと、うちの子に、もしかしてアートセンスがあったらどうしよう! という親バカな期待を携えてワクワクしながらそこへ向かいました。

    まず子どもも大人も汚れていい服装でくるのが必須です。ちなみに子どもには、それぞれスモックが借りられます。

    どのご家庭も到着するや否や、子どもたちが駆け出していきます。な、なんなんだここは。子どもの天国なのか。と、頬がゆるみました。

    さて、我が子はというと、この環境に圧倒されて、しばし放心。

    となりの女の子やスタッフさんが遊び方を教えてくれると、やっと緊張が解けたのか、筆を何本も手に取り、絵の具を好きなようにつけて紙やアクリル板に何かを描いていきました。

    画像2: 子どもの遊び心をめいっぱい解き放つ「アートな遊び場」

    おお、これは楽しい。親も思わず一緒になって筆を取ります。

    大人はやっぱり何かを描こうとしてしまいます。アンパンマンとかお花とか。でも娘は「今、心の中にあるこれを筆にのせてエイヤー!」という雰囲気が漂っていて、見ていて気持ちがいい。

    いいぞ、いいぞ、そうだもっと汚すんだ、服にも顔にもつけちゃえ。と、私はいつもとは真逆の、汚すことを期待しながら見ていましたが、そんな日に限って全然汚さない。

    ま、床や壁をこれだけ汚していたら、顔になんか付けないものなのかしらね。なんて思い、横を見ると、自衛隊の訓練中ですか? というほど顔が絵の具まみれの赤ちゃんがいるではないですか。

    「あら! すごい!」おもわず声が出ました。すると「お皿に絵の具が入ってるのを、食べものと勘違いしちゃったみたいで、いただきますしちゃったんです。」とのこと。

    なんて発想なんだ。大人には絶対できない発想。ちなみにこちらの絵の具は口に入れても安全なものを使っているそうです。

    大人も子どもも、めいっぱいアートで遊びました。帰りは築地にあります「小田保(おだやす)場外店」でチャーシューエッグ定食を食べて帰りました。

    画像3: 子どもの遊び心をめいっぱい解き放つ「アートな遊び場」

    娘の作品は祖父母へのプレゼントにすることにします。

    ちなみに娘が最も集中して遊んだのが、ネジ穴にネジをずっと入れていくというものでした。

    地味だよ! とツッコミながらも、私に似ているな。と感心してしまいました。



    画像4: 子どもの遊び心をめいっぱい解き放つ「アートな遊び場」

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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