• vol.42 いちじくのタルト
    お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。

    hana’s memo

    あんず、いちじく、アメリカンチェリー。

    季節の移り変わりを感じる旬のフルーツがスーパーに並び始めました。

    本格的な夏を迎える前に目にする新鮮なフルーツは、お菓子にすることで美味しさがさらにパワーアップするような気がしています。

    今回はいちじくを使って、香ばしいタルトを作りました。

    画像: 旬のいちじく

    旬のいちじく

    手順が多めですが、焼きたてのタルトは格別。お時間ある時にぜひ作ってみてくださいね。

    「いちじくのタルト」のつくり方

    画像: 「いちじくのタルト」のつくり方

    材料<直径18cmのタルト型1個分>

    ● いちじく(飾り用)3個
    <いちじくジャム>
    ● いちじく1個(100g、皮をむき正味85g)
    ● グラニュー糖25g
    ● シナモン小さじ1/8~1/4
    ● レモン汁小さじ1/2
    <タルト生地>
    ● 薄力粉200g
    ● 卵黄1個分
    ● きび砂糖60g
    ● 塩ひとつまみ
    ● バター(塩分不使用)100g
    <アーモンド生地>
    ● アーモンドプードル70g
    ● 卵1個
    ● 薄力粉10g
    ● きび砂糖50g
    ● バター(塩分不使用)60g

    下準備

    *タルト生地用のバターと卵を室温にもどす。

    *タルト生地用の薄力粉と塩をふるいにかける。

    *アーモンド生地用のバターと卵は、つくる前に室温にもどす。

    *アーモンド生地用の薄力粉をふるいにかける。

    *アーモンド生地用を焼く前に、オーブンを180℃に予熱する。

    つくり方

     タルト生地をつくる。バターを泡立て器でやわらかくし、砂糖を3回に分けて加え、その都度よく混ぜる。

    画像: バターと砂糖を混ぜる

    バターと砂糖を混ぜる

     に卵黄を加え、さらに混ぜる。

    画像: 卵黄を加える

    卵黄を加える

     に粉類を加え、泡立て器で混ぜる。生地がまとまってきたら手で丸め、ラップで包み、冷蔵庫でひと晩冷やす。

    画像: 生地をまとめる

    生地をまとめる

     いちじくジャムをつくる。いちじくの皮をむき、適当な大きさに切ったら鍋に入れる。

    画像: 皮をむいたら、適当な大きさに切る

    皮をむいたら、適当な大きさに切る

     に砂糖とレモン汁小さじ1/4を加え、弱火で煮つめる。

    画像: 砂糖とレモン汁を加えて煮つめる

    砂糖とレモン汁を加えて煮つめる

     にシナモンと残りのレモン汁を加え、さらに煮つめる。

    画像: 最後にシナモンとレモン汁を加えて、さらに煮つめる

    最後にシナモンとレモン汁を加えて、さらに煮つめる

    画像: いちじくジャムのでき上がり

    いちじくジャムのでき上がり

    [はなよりひと言]

    煮つまる直前に、香りづけのシナモンとレモン汁を加えます。いちじくジャムまで前日につくっておくのもおすすめです(冷蔵保存)。

     飾り用のいちじくは、ヘタを切り落とし、横にして5mm厚さに切る。

    画像: いちじくを皮ごと輪切りにする

    いちじくを皮ごと輪切りにする

     をオーブンシートにのせ、130℃に予熱したオーブンで15分焼く。

    画像: 水分を飛ばす

    水分を飛ばす

    [はなよりひと言]

    皮は付いたままです。熟したいちじくは水分が多いので、あらかじめ水分を少し飛ばします。

     生地を冷蔵庫から取り出す。扱いやすくなったら、包んであったラップにはさみ、約3mm厚さになるよう、めん棒でのばす。

    画像: ラップにはさんでめん棒でのばす

    ラップにはさんでめん棒でのばす

    10 タルト型にを敷き詰め、端を切り落としたら冷蔵庫で15分冷やす。

    [はなよりひと言]

    型の縁に沿って生地を切り落とします。切りにくかったら一旦、冷やしてから切り落とします。

    11  10を冷蔵庫から出し、底にフォークで穴をまんべんなく開け、180℃に予熱したオーブンで12分焼く。

    画像: フォークで底に穴を開ける

    フォークで底に穴を開ける

    [はなよりひと言]

    穴をたくさん開けることで、生地の膨らみを防ぎます。薄いきつね色まで焼きます。

    12 タルト生地を焼いている間にアーモンド生地をつくる。泡立て器でバターをやわらかくなるまで練る。砂糖を3回に分けて加え、その都度、よく混ぜる。

    [はなよりひと言]

    卵を加えると分離しやすくなるので、この時点でマヨネーズのようなやわらかさになるまで混ぜます。

    13  12に溶いた卵を少しずつ加え、その都度、混ぜる。

    画像: 卵を少しずつ加える

    卵を少しずつ加える

    14  13に薄力粉を加え、混ぜる。

    画像: 薄力粉を加える

    薄力粉を加える

    15  14にアーモンドプードルを加え、へらに持ち替えて切り混ぜる。冷蔵庫で15分ほど冷やす。

    画像: アーモンドプードルを加える

    アーモンドプードルを加える

    16  11をオーブンから取り出したらすぐにのいちじくジャムを大さじ1くらい塗り、冷ます。

    画像: タルト生地の焼き上がり

    タルト生地の焼き上がり

    画像: いちじくジャムを塗る

    いちじくジャムを塗る

    17 15を冷蔵庫から出し、タルト生地に詰め、のいちじくを並べる。180℃に予熱したオーブンで40分ほど焼く。

    画像: アーモンドの生地をつめる

    アーモンドの生地をつめる

    画像: いちじくを並べる(焼く前)

    いちじくを並べる(焼く前)

    18 17をオーブンから出し、仕上げに残りのいちじくジャムを塗る。好みの大きさに切り分けていただく。

    画像: 焼き上がり

    焼き上がり



    画像: つくり方

    はな
    モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など多数。近著は『今日もお稽古日和』(淡交社)。

    インスタグラム:@hanalovestaco

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    天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。



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