お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。
hana’s memo
ずっとつくりたかったアメリカの伝統的なお菓子「Devil's Cupcakes（デビルスカップケーキ）」。
ココアを使用するので、焼き上がりは悪魔のように真っ黒です。
子供の頃、母がアメリカのカップケーキミックスに最後、レシピ外のサワークリームを必ず加えていたので、今回は同じようにつくってみました。
生地はしっとり、ココアの苦味も効いていて、デビル級に美味しいケーキに仕上がりました。
見た目が真っ黒なので、フロスティングはミルキーホワイト。
南フランスのスーパーで出合ったお花のシュガーをのせたり、カラフルなアラザンで飾り付け。
南仏で出合ったお花の砂糖菓子
お土産にもうれしいお菓子が完成しました。
「デビルスカップケーキ」のつくり方
材料＜底が直径5cmのマフィン型10個分＞
| ＜カップケーキ＞ | |
| ● ココアパウダー | 60g |
| ● 熱湯 | 100mL |
| ● 薄力粉 | 180g |
| ● きび砂糖 | 150g |
| ● 塩 | 少々 |
| ● 重曹 | 小さじ1 |
| ● 溶き卵 | 2個分 |
| ● バター（食塩不使用） | 150g |
| ● サワークリーム | 90g |
| ＜フロスティング＞ | |
| ● バター（食塩不使用） | 50g |
| ● 粉砂糖 | 100g |
| ● 牛乳 | 小さじ1 |
| ● 飾り | お好みで適宜 |
下準備
＊粉類（ココアパウダー、薄力粉、重曹）をふるいにかける。
＊カップケーキ用のバターは2cm角に切る。
カップケーキ用のバターを溶かしやすいように切る
＊卵、サワークリーム、フロスティング用のバターは常温にもどす。
＊オーブンを180℃に予熱する。
つくり方
１ ボウルにココアパウダーを入れ、熱湯を加える。ココアパウダーが溶けるまで、泡立て器でよく混ぜる。
［はなよりひと言］
粉っぽいようでしたら、もう少し熱湯を加えます。
２ 2cm角に切ったバターをボウルに入れ、湯せんで溶かし、砂糖を加え、泡立て器で混ぜながら溶かす。
バターに砂糖を加える
砂糖が溶けた状態
３ ２が冷めたら、溶き卵を4回に分けて加え、その都度よく混ぜ合わせる。
４ ３に１のココアを一気に加え、混ぜる。さらに、サワークリームを加え、混ぜ合わせる。
ココアを混ぜたらサワークリームを加える
５ ４の粉類と塩を加え、粉っぽさがなくなるまでそのまま泡立て器で混ぜる。
粉類も混ぜ合わせた状態
６ 底が5cmのマフィン型にグラシン紙を入れ、そこに５の生地を流し込む。
生地を型に流し込む
７ 180℃のオーブンで20～23分ほど焼き、冷ます。
焼き上がりはしっとりふっくら
［はなよりひと言］
竹串を中心に刺し、生地が付いてこなければ焼き上がりの印です。生地が付いてくるようでしたらさらに焼きます。
８ フロスティングをつくる。バターを練り、粉砂糖と牛乳を加え、やわらかくなるまで混ぜる。
フロスティングをつくる
９ しぼり袋に口径2cmの口金を入れ、８のフロスティングを詰める。
しぼり袋にフロスティングを詰める
10 ７のカップケーキが完全に冷めたら、９のフロスティングをしぼり出し、お好みで砂糖菓子やアラザンなどで飾り付けする。
はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡～hana金～」のナビゲーターも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『今日もお稽古日和』『はな、茶の湯に出会う』（ともに淡交社）、『hana’s style book』（宝島社）、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』（幻冬舎）、『おくるおかし』（集英社）など多数。当連載を加筆修正したムック『はなのお菓子』（扶桑社）が好評発売中。。
＊ ＊ ＊
天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。
