• 心と体がより健康になるために結城アンナさんがたどり着いた、オーガニックでちょっとSDGsな暮らし。子どものころから、絵を描くことが大好きだったというアンナさん。何も考えず、手の動きだけに集中するので、心が静かになるのだそう。心の赴くまま壁に描き上げたという大作も見せていただきました。
    (『Then&Now』より)

    PAINTING
    絵を描いていると、心が静かになります

    画像: PAINTING 絵を描いていると、心が静かになります

    スウェーデンで過ごした子どもの頃から、絵を描くことや本を読んで過ごす1人の時間が大好きでした。

    若い頃は、絵の勉強をしていないから、人に見せるのはちょっと…と、自信のなさから自分自身に言い訳をすることも多かったけれど“そんなの関係ない。好きで描いているならそれでいいじゃない!”と思えるようになりました。

    私の描く絵に“北欧らしさ”が感じられるとしたら、それはきっと幼い頃、スウェーデンで育った影響かもしれません。

    夏は短く、極寒の冬が長いスウェーデン。お家時間を楽しく過ごすために明るく優しい色を取り入れる暮らしの工夫が、私の中のクリエイティブな部分を育ててくれたかもしれません。

    画像: 数種類の絵の具を使いますが、今のお気に入りは天然の顔料。使いかけの絵の具は空き瓶に、チューブの絵の具はクッキーの空き缶に入れて最後まで使い切ります。

    数種類の絵の具を使いますが、今のお気に入りは天然の顔料。使いかけの絵の具は空き瓶に、チューブの絵の具はクッキーの空き缶に入れて最後まで使い切ります。

    赴くままに描いていたら、家が明るくなりました

    画像1: 赴くままに描いていたら、家が明るくなりました

    リビングのソファに座ると必ず目に飛び込んでくるエアコンや照明のスイッチパネル。嫌だなぁ、ブスだなぁ~と思っていたある日、アイデアが閃いたのです! 

    パネルは消せないけれど、それ以上に目を引くものを飾ればどうにかなると。でも漆喰の壁にはフックが取り付けられないので絵は飾れません。だったら直に書いちゃおうと! もし気に入らなかったら、上から白を塗ってしまえばいい訳ですから(笑)。

    そうして一気に描き上げたのがキッチンの昼寝をする猫、次がリビング書棚横のピースバード、3枚目がこの太陽です。

    画像2: 赴くままに描いていたら、家が明るくなりました

    太陽はまだ途中で、時間が出来たら続きを描く予定です。赴くままに描いていたら、ずいぶんと家が明るくなりました。仕事で家を留守にするダディ(岩城滉一さん)は、次はどこに描かれたかとドキドキしているそうです。


    ※ 本記事は『Then&Now』(扶桑社)からの抜粋です

    〈撮影/須藤敬一 取材・文/向井真樹〉

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    結城アンナ(ゆうき・あんな)

    1955年スウェーデン生まれ。夫は俳優・岩城滉一氏。著書やSNSで自らの心地よいライフスタイルやファッションを発信。そのシンプルで自然体な暮らし方は世代を超えて支持されている。自身の描くイラストにも注目され、2022年12月、初の個展を開催。雑誌やトークショーなど多方面で活躍中のポジティブエイジング。著書に「自分をいたわる暮らしごと」「Anna’s Cookbook/季節の食卓」(主婦と生活社)「北欧が教えてくれたシンプルな幸せの見つけ方」「アンナ流 大人の心地よい装い」(宝島社)
    Instagram:@ayukihouse

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    Then&Now

    『Then&Now』(扶桑社・刊)

    画像: 絵と向き合う、心静かな時間|Then&Now/結城アンナさん

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    心と体がより健康になるために結城アンナさんがたどり着いた、オーガニックでちょっとSDGsな暮らし。

    料理、ファッションはもちろん、家族のこと、愛犬の保護犬のことなど今の結城アンナを語る上で欠かせない思いが詰まった、美しい一冊です。

    本人が描いた絵本も掲載されています。シニア世代に入ろうとする女性が少しでも生き生きと、素敵に暮らしてもらいたい、そんなアンナさんからのメッセージが詰まっています。



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