• いつ起きるかわからない災害。日々の暮らしから「もしも」に備えておきましょう。今回は、家族それぞれの事情で変わる備えと、大切なふだんの心がけを紹介します。9月1日は、防災の日。8月30日から9月5日の防災週間に合わせ、過去に反響の大きかった防災関連の記事を再掲載いたします。
    (『天然生活』2020年3月号掲載、『天然生活web』初出2020年9月5日)

    家族によって、備えたいものは変わります

    子どもや高齢者がいる、ペットを飼っているなど、それぞれの事情に合わせた備えを。

    赤ちゃん、高齢者

    画像: 赤ちゃん、高齢者

    避難所で支給されるものは大人用が基本。赤ちゃんに必要なミルクやおむつ、子ども服などは自力で確保が必要です。アレルギー対応などの薬も忘れずに。

    高齢者は、補聴器や老眼鏡、入れ歯などの生活用品や常備薬のほか、非常用トイレやおむつも多めに。抵抗力が弱いので、体調を崩さないよう注意が必要

    乳幼児

    口腔ウエットティッシュ
    おむつ
    子ども用マスク
    ミルク類(粉ミルク、哺乳瓶、水筒など)
    アレルギー対応食
    おしりふき
    母子手帳
    おやつ
    おんぶひも
    着替え
    絵本、おもちゃ
    爪切り

    高齢者

    口腔ウエットティッシュ
    補聴器
    折りたたみ杖
    老眼鏡
    介護食
    大人用おむつ

    ペット

    画像: ペット

    被災時のペットの物資は自分たちで用意するのが原則。フードやトイレシートは多めに、ケージやリードも用意すること。

    避難所の集団生活に対応できるよう、普段から人に慣れさせる、ケージで長時間過ごす訓練をしておくとよい。

    寒い時期でなければ、外にテントを張ってペットと一緒に過ごす方法もある。

    ペット

    ペットフード、水
    ソフトケージ
    ペット用トイレシート
    リード
    テント

    いつもの心がけ

    災害が起きる前から、備えておくことが被害を最小限にします。いざというときにあわてずにすむように、家族としっかり確認を。

    家具の配置の確認、固定

    地震が起きると凶器になりえる家具。家具が倒れてケガをしたり、入り口を塞いだりしないか、まずは配置を見直すこと。必要に応じて、「L字金具」などで家具をねじ止めして固定する。

    家族の連絡方法を決める

    災害時の通信手段は、SNSが比較的つながりやすくおすすめ。普段から家族でSNSのグループをつくって日常的なやり取りをしておけば、緊急時も使い方に困らず、混乱せずに連絡がつきやすい。電話は公衆電話が比較的つながる。

    画像: 家族の連絡方法を決める

    重要書類や大切なものはまとめておく

    重要書類はコピーをしてまとめておく。運転免許証、保険証などの身分証明書、銀行口座の通帳、生命保険・住宅保険などの保険証書、母子手帳・お薬手帳、家の権利書など。書類をスキャンして写真と一緒にUSBに保存しても。

    画像: 重要書類や大切なものはまとめておく

    ハザードマップをチェックする

    自宅や職場のハザードマップをチェックして、災害時の状況を想定。ハザードマップは市町村役場で入手できる。国土交通省のハザードマップポータルサイト(https://disaportal.gsi.go.jp/)からもダウンロード可。

    アウトドアを楽しむ

    災害時に役立つのが、アウトドアグッズやスキル。とはいえ初心者が突然、災害時にアウトドアスキルを駆使するのは難しいもの。普段からキャンプやバーベキューなどで、グッズの使い方も学んでおけば、楽しみながら備えられる。

    行動範囲の避難場所などを知る

    自宅や職場の周りにある避難場所や災害時に役立つ施設(公園、銭湯、地域の掲示板、公衆電話、目立つ建物)を、日頃から実際にチェックしておくこと。避難経路も複数のルートを決めて、家族で確認しておくようにする。

    画像: 行動範囲の避難場所などを知る

    持ち歩く防災

    災害イツモ 常時携行パックII

    災害はいつ起きるかわからないもの。外出中に被災しても自分の身を守れるように、最低限の防災グッズを携帯しておけば安心だ。防災プロデューサーの永田さん自身がいつも持ち歩いている9アイテムを厳選し、コンパクトなポーチに収納。390gと超軽量なので、普段からバッグに入れて持ち歩きやすい。

    画像: 持ち歩く防災

    (内容)
    高性能ヘッドライト、緊急用カード型ラジオ、ウエットティッシュ、自立式携帯トイレ、薄型ブランケット、大判ハンカチ、ホイッスル、防災マニュアル&緊急連絡ガイド、説明書&ヒント集
    390g/災害イツモマインドセットプロジェクト

    〈監修/永田宏和 撮影/八杉和興 取材・文/工藤千秋 イラスト/にしごりるみ〉

    永田宏和(ながた・ひろかず)
    防災プロデューサー。NPO法人プラス・アーツ理事長、デザイン・クリエイティブセンター神戸「KIITO」副センター長。防災教育の普及に幅広く取り組み、数多くの防災イベントの企画・運営、講演、出版などを手がけるほか、企業の防災アドバイザーも務める。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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    ※「天然生活 ONLINE SHOP」では、いざというときに役立つ、2種類のソーラーライトをご用意しました。太陽光で繰り返し充電できるので、災害時はもちろん、キャンプやアウトドア、ふだんの暮らしにも。さまざまなシーンで活躍するアイテムです。

    画像1: 「家族の事情」で変わる、災害への備えとふだんの心がけ。備えはいつも。暮らしながら防災を|いざというときの防災ノウハウ

    太陽光で明かりを灯す、ソーラーランタン
    ソネングラス®︎ 1000ml Classic | Generation6
    https://shop.tennenseikatsu.jp/items/77895811

    画像2: 「家族の事情」で変わる、災害への備えとふだんの心がけ。備えはいつも。暮らしながら防災を|いざというときの防災ノウハウ

    コンパクトで持ち運び可能なソーラーライト
    SOMO™️ ソーラートップClassic(ソネングラス® Classic用 ソーラートップ) | Generation6
    https://shop.tennenseikatsu.jp/items/77896163

    天然生活 ONLINE SHOP
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    画像3: 「家族の事情」で変わる、災害への備えとふだんの心がけ。備えはいつも。暮らしながら防災を|いざというときの防災ノウハウ



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