「二十四節気」は太陽の運行をもとに一年を24等分したもので、それぞれの長さは約15日間です。意識することで、移りゆく季節をより感じられるようになります。今回は「小雪」のご紹介です。
(『天然生活手帖2023』より)
(『天然生活手帖2023』より)
小雪(しょうせつ) 11月22日〜12月6日
※日付は2023年のもので、その年によって多少前後する場合があります。
平地ではまだ晩秋の気分ですが、徐々に冬が近づいていることも感じられるころ。
色づいた木々の葉が木枯らしに吹き飛ばされ、一本、また一本と裸木になっていきます。
サザンカが元気いっぱい咲いています。
この花を見ると、寒くなるのも悪くないなと思えます。
冬のコートも、そろそろ出しておきましょうか。
季節の食べ物 レモン
いまは国産レモンが人気。
子供のころ見た雑誌で、レモン農家のおじさんがレモンをぎっしり浮かべたお風呂に入っていて、羨ましかったな。
季節の楽しみ 日なたぼっこ
だんだん寒くなってくると、日なたを探して右往左往。
猫も暖かさを求めて、日なたを見つけたようです。
寝ている姿の心地よさそうなこと。
文・絵/平野恵理子
本記事は『天然生活手帖2023』(扶桑社)からの抜粋です
平野恵理子(ひらの・えりこ)
イラストレーター、エッセイスト。1961年、静岡県生まれ、神奈川・横浜育ち。山歩きや旅、暮らしについてのイラストとエッセイの作品、また暦に関する著作も多い。著書に『六十一歳、免許をとって山暮らし』『五十八歳、山の家で猫と暮らす』(ともに亜紀書房)、『草木愛しや 花の折々』(三月書房)、『にっぽんの歳時記ずかん』(幻冬舎)など。山梨・八ヶ岳南麓在住。
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