(『天然生活』2021年1月号掲載)
[朝、起きたら]
寝室を整える → 気持ちよい景色と快眠
Asakoさんが毎朝行うのが、「寝室リセット」と呼ぶルーティンです。枕カバーを交換し、粘着式カーペットクリーナーで一緒に寝ている猫の毛などを取り、布団乾燥機をかけます。
「布団乾燥機をかけると外干ししたように、布団がからっとします。見た目が整うだけでなく、睡眠も深くなりました」
[朝食のあとに]
ガスレンジまわりの手入れ → 前夜は汚れたままでもOK
朝ごはんが済んだら、アルカリ水と布巾を使い、ガスコンロをふきます。毎日ふけば汚れがたまらず、掃除が楽に。
「夜、きれいにしようと思っていた時期もあったのですが、睡魔に負けて後回しに。思い切って夜は汚れたままでいいと朝の日課にしたら、自分に合っていたようで続いています」
[ごみ出しの前に]
かごに入れて仮置き → 見た目が整う
夫婦で晩酌を楽しむAsakoさん宅では、お酒の空きびんがよく出るそう。マンションのごみ集積所に捨てに行くまでのあいだ、あけびのかごに入れています。
「以前は玄関の三和土に置いていたので、なんとなく目障りな感じがしていましたが、かごに入れたらすっきりし、気分がよくなりました」
自分に合った習慣づけで、気分のよい空間に
「3、4年前に、一念発起して持ち物を減らし、大掃除したんです。すごく大変だったのですが、とてもすっきりしました。気持ちよいこの状態を保ちたいと思ったことが、いまのルーティンにつながっています」
日課にしたのは、目につきやすい小さなこと。たとえば、空きびんをかごに入れたり、洗濯機の乾燥フィルターに定位置を決めたり。おかげで、あれを片づけなくちゃ、あそこを掃除しなくちゃ、と思わなくてすむようになりました。
「定着するのは、無理なくできることですね。たとえば朝の寝室リセットは、シーツの交換は難しかったけれど、枕カバーなら手軽なので、続いています」
習慣化するためには、生活リズムに合っていることも重要でした。ガスコンロの掃除は夜やろうとしても億劫になってしまいできなかったけれど、朝にしたらできるようになったのだとか。
「冷蔵庫の掃除も、ルーティンに組み込みたいと思っているんです。何と組み合わせたらいいか、いつならできるか、自分が楽に続けられる仕組みを考えたいです」
片付く工夫
洗濯フィルターを乾かすホウロウの洗面器
洗濯機を気持ちよく使えるように、乾燥フィルターもその都度洗い、野田琺瑯の洗面器内で乾かす。
〈撮影/Asako 取材・文/長谷川未緒〉
Asako(あさこ)
デザイナー。石川県在住。夫と2匹の猫と暮らす。「hibi hibi」のタイトルでYouTubeにアップするvlog(動画ブログ)が評判に。暮らしぶりは『自分の機嫌は「家事」でとる』(主婦の友社)にも掲載。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです